全国8コースで市民が核兵器廃絶を訴えながら歩く「国民平和大行進」の長崎県参加者が28日、長崎市松山町の爆心地公園を出発した。7月5日に佐賀県の参加者へつなぎ、8月4日に広島市の平和記念公園に到着する予定。
 出発集会には、原水爆禁止長崎協議会や労組の関係者ら約130人が参加。本県実行委の里正善委員長(67)が「核兵器のない世界の実現を願い、草の根の市民の心をつなぎながら進む」とあいさつした。原爆投下時刻の午前11時2分、原爆犠牲者の冥福を祈って全員で黙とうした後、初日ゴールの長崎市中心部の鉄橋を目指し歩いた。
 行進は1958年に始まり62回目。近年は全国で延べ10万人以上が参加しているが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、参加者の規模を縮小。行進する距離を短くしながら、街頭などで横断幕を掲げメッセージを発信する。