東京都が「感染爆発の重大局面」を迎えています。
 東京では、1日あたりの感染者の確認数が4日連続で過去最多を更新し、感染経路の分からない患者も増えています。

 東京都の小池知事は、25日の緊急会見で、感染者の爆発的な増加を防ぐために、都民に向け、強い言葉で自粛を要請しました。

 東京都が週末の外出自粛などを呼びかけたことについて、名古屋の街の人は…

「外に出られないと生活ができないので、それはしない方がいいかな」(30代 会社員)
「しかたがないんじゃない。やっぱり若い人たちの意識が低いかなって」(60代 主婦)
「多少はみんなが我慢して、外出をひかえた方がいい」(60代 無職)
「自粛要請で、個人的にきちんとみなさんがしていれば、多少はおさまる可能性もある」(60代 無職)

愛知県では新たに6人感染

25日、新たに6人の感染が確認された

 名古屋市は25日、新型コロナウイルス肺炎で70代の女性が死亡したと発表しました。
 これで、愛知県での死亡者は18人になりました。

 名古屋市によりますと、死亡した70代の女性は市内の福祉施設に出入りしていて、糖尿病を患っていたということです。

 また、昭和区の名古屋第二赤十字病院に入院していた60代男性の感染が、新たに確認されました。
 この男性は、感染者の男性と同じ病室だったということです。

 愛知県では25日、この男性を含めて男女6人の感染が新たに確認されました。

 これで、愛知県内の感染者は154人、うち退院者は22人、死亡者は18人となっています。

岐阜県では合唱団でクラスター発生か

26日の新たな感染者は岐阜県可児市の女性2人

 一方、岐阜県では、26日朝、新たに2人の感染がわかりました。
 県によりますと、感染が確認されたのは、可児市に住む70代と40代の女性2人です。

 40代の女性は、これまでに感染が確認された70代夫婦と同居する娘です。

 40代の女性は、先月28日から、せきやのどの痛みがありましたが、いずれも症状は軽く、「花粉症だと思っていた」と話しているということです。

 また、70代の女性は、19日から熱っぽさや吐き気などの症状が出ました。
 現在、症状は軽いということです。

スポーツジムにも感染広がる

 岐阜県では、これまでに14人の感染が確認されていて、そのうち5人は可児市内の合唱団Aに参加していて、県はクラスターが発生した可能性が高いとみています。

 また、5人のうち2人は合唱団Bにも所属していて、そこでも感染が広がっています。

 さらに、合唱団AとBの3人が通っていた可児市内のスポーツジムでも、感染が広がっています。
 4人ともプールを利用していたということです。

 県は、さらなるクラスター発生の可能性が懸念されるとして、合唱団Bやスポーツジムの利用者の検査を進めています。

東京と愛知 1日ごとの感染者数を見ると…

東京と愛知の1日ごとの感染者数のグラフ

 このグラフは、3月に入ってからの東京都と愛知県の1日ごとの感染者数です。
   
 愛知県では、3月10日の13人を中心に一度山になり、25日は6人が確認されました。
 このうち1人について、感染経路がわかっていません。

 一方、東京都では、25日まで3日連続で、過去最多を更新。
 25日は、41人の陽性が確認され、そのうち10人以上の感染経路がわかっていません。

東京都の自粛要請…専門家はどうみる?

東京に続き、神奈川・千葉も不要不急の外出の自粛を要請

 東京都が、週末の外出自粛を要請しました。

 小池都知事は、26日夜、隣接する4つの県でも外出自粛をするよう、それぞれの知事にテレビ会議でお願いする予定になっています。

 26日午後2時には、神奈川県が県民に対し、週末の外出自粛を要請。
 さらに、千葉県も、週末の都内への不要不急な外出を自粛を要請しました。

小池知事の自粛要請…専門家の見解は

 25日、東京の小池知事は、以下のように要請をしました。

 ・平日はできるだけ仕事を自宅で
 ・平日は夜間の外出を控えて
 ・この週末は不要普及の外出を控えて

 感染症の専門医、愛知医科大学病院の三鴨教授は、この要請を次のように評価しました。

「妥当である。事実上の『マイルドロックダウン』効果は期待できる」(愛知医科大学病院 感染症科 三鴨廣繁教授)

東海3県でも約3分の1の感染経路が不明

感染者46人のうち経路不明は15人

 東海3県については、16日以降から26日までで、感染した人はあわせて46人。
 そのうち15人の感染経路が分からないということが、メ〜テレの取材で分かっています。

 三鴨教授は「『経路不明』は、感染が水面下で広がっていることを示唆している。新たなクラスターを生む可能性がある」と話しています。

感染者46人のうち13人が40歳未満

 もう1つ、三鴨教授が注目しているのは、この46人中、40歳未満が13人であることです。

 これについては、「若者の感染者が出ているなか、自粛緩和ムードもあるけれども、気を引き締めなければならない」と指摘しています。