岐阜県では、2つの合唱団とスポーツジムを利用していた感染者が相次いで確認されています。県は27日、これを「クラスター=集団感染」の発生と認定しました。

岐阜県庁(27日午後4時過ぎ)

 岐阜県で新たに感染が確認されたのは、可児市の60代女性と、愛知県犬山市の60代女性です。

 2人はこれまで集団感染が確認されている可児市のスポーツジムの利用者だということです。

2つの合唱団とスポーツジムで感染拡大続く

合唱団Aでは6人の感染を確認

 岐阜県では、2つの合唱団とスポーツジムの利用者の感染拡大が続いています。

 26日に感染が分かった40代女性は、すでに感染が確認されている夫婦の娘で、可児市内の合唱団Aに所属していました。

 この合唱団では、これまでに6人の感染が確認されています。

合唱団Bでも感染者

 また、26日に感染が分かった70代女性は、別の合唱団Bに所属していますが、そこでは40代女性と母親も一緒に活動していました。

2つの合唱団所属者が利用するスポーツクラブでも

 さらに、2つの合唱団に所属する人が利用した可児市内のスポーツジムで、60代女性が感染。26日、その夫の感染も確認されていました。

 このスポーツジムの感染者と同じ時間帯に利用していた人は、200人以上に上っていて、県は検査を急いでいます。

岐阜県「クラスター発生」と認定

2つの合唱団とスポーツジムで集団感染

 岐阜県は、可児市の2つの合唱団とスポーツジムで集団感染が発生したと認定しました。

 岐阜県は可児市の「花フェスタ記念公園」と川辺町の「川辺漕艇場」を28日から4日間、閉鎖することを明らかにしました。

感染出ていない別の合唱団も1日から活動自粛

岐阜少年少女合唱団会館(岐阜市)

「岐阜少年少女合唱団(岐阜市)」。クラスターが起きた合唱団とは別の合唱団です。

 こちらは小学生から高校生までの11人が所属しています。感染拡大を受けて3月1日から活動を自粛しています。

「可児市で感染がわかって、それも合唱団で…これは練習できないと思いました。29日・30日と定期演奏会のための特別練習を朝から夜までやるはずだったんですが…」(岐阜少年少女合唱団 理事長 日比野広子さん)

 5月には演奏会も予定していましたが…

「(開催するのは)難しいんじゃないかと思います。合唱団を卒業する人たちは最後に演奏会に参加できなくなるかもしれないので本当にかわいそうと思います」(日比野広子さん)

合唱やスポーツジムでの感染リスク 感染症の専門医は…

岐阜大学医学部附属病院 副病院長 村上啓雄教授

 岐阜県のクラスターについて、感染対策の専門家で岐阜大学医学部附属病院 副病院長の村上啓雄教授に聞きました。

「今は感染者と接触した方が、たくさんいらっしゃいますので検査を全部やって、これ以上広がらないような調査をしている所だと思います」(村上教授)

Q.合唱での感染のリスクは?

「政府の専門家会議の言っている『3つの密(人が密集/換気が悪い密閉空間/近距離での会話・発声)』の中で、発声・大きな声をあげる合唱は、感情を込めて腹の底から声を出して歌うようなこともあるでしょうから、それをシンクロして皆でやっているおられるということで、咳やくしゃみがなくても飛沫が至近距離で飛ぶんじゃないかなと思います」

Q.スポーツジムの感染者はプールを使っていたが?

「プールは、もしウイルスが入ったとしても非常に水の量が多いですから薄まって、おそらく塩素も多少入っているでしょうから、プール自体で次々と感染が広がることはないのではないかと思います。もう少し詳しく分析しないといけないが想像では、例えばロッカールームやドライヤー、ドアノブなどを共用で触る可能性や、プールの使用後に談笑しながらお菓子を食べるなどの機会も多い所では、今の時期はリスクはあるのかなと思います」

(3月27日 15:46〜放送 メ〜テレ『アップ!』より)