新型コロナウイルス対策として、国民1人に一律10万円が給付される「特別定額給付金」。東海3県でも申請準備が始まった自治体もあります。受け取るにはどんな手続きが必要なのでしょうか?

「特別定額給付金」申請書類の発送作業(愛知県大府市 30日)

 4月29日、愛知県では、新たに4人の感染が確認されました。一方、三重県と岐阜県では感染者は「ゼロ」でした。
 
 三重県の感染者ゼロは、29日で5日連続でしたが、まだ油断はできません。

 県は感染者のうち、軽症や症状がない人を、鈴鹿市御薗町の「スポーツマンハウス鈴鹿」の宿泊棟(64室)で受け入れることにしています。

軽症感染者などの受け入れ施設で訓練

軽症感染者らの受け入れ訓練(三重県鈴鹿市 30日)

 5月1日から始まる受け入れを前に、4月30日には、医師や看護師のほか陸上自衛隊の隊員ら約30人が訓練に参加。

 患者が移動する感染注意区域と、看護師などが作業をする支援区域に分けられた中、最低限の接触で検査や療養ができるか確認しました。


岐阜市では感染確認されるも入院拒否する人も

岐阜市 柴橋正直市長(29日)

 一方、29日で6日連続の感染者ゼロだった岐阜県では、こんな問題が…

「一部の例外でありますけれども、入院を拒否されている方がいらっしゃいます」(岐阜市 柴橋正直市長 29日)

 岐阜市の柴橋市長は、新型コロナウイルスの感染が確認された市内の数人が、入院を拒否していることを明らかにしました。

映像は岐阜市役所

 岐阜市はプライバシー保護の観点から、入院拒否の理由や感染者の詳細については明らかにしていません。

「健康に関わることですし、周りの大切な方を感染させるリスクもあることですので、しっかり伝えて協力いただけるよう、岐阜市としても最大限の努力をしたい」(岐阜市 柴橋市長 29日)

 柴橋市長は、入院の要請と合わせて、他の人との接触を避けることや、健康状態の確認を続けていきたいとしています。

「飛騨はお休み中です」来訪控えるようYouTubeで観光客に訴え

高山市長・飛騨市長・白川村長がメッセージ(高山市公式YouTubeチャンネルより)

 30日、岐阜県高山市で開かれた緊急会見。観光が盛んな飛騨地域から『あるメッセージ』が発信されました。 

「飛騨を愛し、飛騨に訪れていただこうとされている観光客の皆さまに、私たち3人からのお願いです。『現在飛騨はお休み中です』」(3市村長のメッセージ 高山市公式YouTubeチャンネルより)

 高山市・飛騨市・白川村が、公式YouTubeチャンネルで共同で発表したメッセージ『飛騨はお休み中です』。

3市村長の合同緊急記者会見(高山市役所 30日午前10時ごろ)

 現在、飛騨高山や白川郷をはじめ観光地は、ほぼ休業中ですが、観光客が訪れないように呼び掛けています。

「飛騨地域での感染者は出ておりませんが、飛騨の医療体制は脆弱で、ひとたび感染者が出れば、たちまち崩壊してしまいます」「今は飛騨へおいでになるのを少し我慢していただくことが、飛騨にとって何よりの助けになります」(3市村長のメッセージ 高山市公式YouTubeチャンネルより)

10万円の「特別定額給付金」 申請書の発送作業始まる

大府市役所での発送作業(30日午前9時ごろ)

 そして愛知県大府市では…

「大府市役所では、申請書類を、レターパックに詰める作業が進められています」(記者 30日午前9時ごろ)

 大府市では、住民票のある市民約9万2000人に「特別定額給付金」が支給されます。

振り込みは5月下旬からの予定

「新型コロナの関係で不安な生活を送らていると思われますので、1日でも早く給付金の振り込みできるようにするために、プロジェクトチームを立ち上げまして対応していきたいと行っています。」(大府市 総務課庶務統計係 鈴置純係長)

 大府市では5月2日に申請書の発送が完了し、5月下旬から振り込みが始まる予定です。

どうやったら10万円受け取れる?申請方法は

申請は「郵送」か「オンライン」で

 10万円の給付を受けるにはどうすればいいのか、申請方法をまとめました。

 給付金を受け取るには、住民票のある市区町村に申請書を送る必要があり、郵送かオンラインの2つの方法で行います。

 郵送の場合、申請書が届いたら、氏名・生年月日・現住所・世帯主名義の金融機関の口座の情報などを記入。そのうえで、本人確認ができる運転免許証などのコピーと、通帳など口座情報を確認できる書類のコピーを添付して、市区町村に返送すれば家族分の給付金が振り込まれる形です

 世帯主がマイナンバーカードを持っている場合は、オンラインでの申請もできます。マイナンバー制度の専用サイト「マイナポータル」で、郵送での申請と同様、口座の情報などを入力し申請します。

 申請開始時期は、各自治体によって違うので確認が必要です。

北海道では“先払い”で4月30日から給付開始の町も

北海道東川町では“先払い”で給付

 政府による10万円の給付は5月下旬だということですが、新型コロナで生活が苦しくなった住民に1日も早く手渡そうと、こんな取り組みを始めた自治体もあります

 北海道の東川町では、政府からの給付を前に、役場が町内の金融機関から、無利子で融資してもらい、それを元に、4月30日から住民に10万円を先払いで給付。

 借りた資金は、政府から給付があった後日に、金融機関に返済するということです

熊本では町役場で「ドライブスルー申請」

3日間は「ドライブスルー方式」でも受け付け

 熊本県の高森町では、基本、郵送での申請が原則ですが、4月28日から30日までの3日間限定で、町役場でドライブスルー方式で申請を受け付けました。

 感染リスクを避けるための措置ですが、本人確認書類と通帳などを持参すると、その場で係員がコピーをとってくれるので、本人確認書類などのコピーを用意する必要がないということです。

(4月30日 15:40〜放送 メ〜テレ『アップ!』より)