6月30日、愛知県の一部地域では、雨量が平年の1カ月分に匹敵する、記録的な大雨となりました。

避難勧告を出した自治体は、新型コロナウイルスの感染対策を講じての、初めての避難所設置に、いつも以上の緊張感に包まれました。

愛知県豊根村に設置された避難所

 愛知県東部では、きのう昼頃から局地的に雷を伴った激しい雨が降り、豊根村茶臼山では、午前10時40分までの24時間に、340ミリの雨が降りました。これは7月としては観測史上最大です。

 豊根村は、きのう午後5時、すべての住民501世帯1071人に対し、避難勧告を出しました。


自治体も”初めての経験”

3密を避けるため、座布団は間隔を空けて置かれている

 一夜明け、避難所として使われた施設を訪ね、村の防災担当者に話を聞きました。
「こちらが避難者の控室になります。3密を避けるため座布団の間隔を空け、1時間に1回は換気をして避難所の運営にあたりました」(豊根村役場 総務課 青山重夫課長)

避難所に用意された消毒液

村にとって、新型コロナウイルスの感染対策を踏まえた避難所運営は、初めての経験でした。

「今回は土砂災害警戒情報が発表されたので多くの人が避難することを想定して避難所へ役場で備蓄しているマスク、消毒液を配布した」(青山課長)

愛知県豊根村に設置された避難所

開設した5カ所の避難所のうち、身を寄せたのは、3カ所あわせて5人でしたが、それでも…。
「今までの避難所と比べてかなり手間がかかるという状況ですね。(万が一)感染者が発生している状況での対応となるとかなりのスペースも必要になる」(青山課長)

行政も知恵を絞りますが、私たち市民も命を守るため、1人1人が防災や感染対策への意識を高める必要があります。 

新型コロナの中での災害への備え

新型コロナの中でも、地震や水害など災害への備えは必要です。
普段からできること、いざという時にすべきことをまとめます。

1. 日常では・・・
家具の転倒防止対策、窓ガラスの飛散防止、非常持ち出し袋の準備など
【コロナ禍でのポイント】非常持ち出し袋には「体温計」「マスク」を入れると良い

2. 避難する際は・・・
自宅にとどまっても安全な状況→在宅避難・垂直避難
自宅が難しい状況→知人・親戚の住まいへの避難も検討
どちらも難しい状況→避難所へ
【コロナ禍でのポイント】どれだけ少人数でいられるかが感染拡大防止につながる

3. 避難生活は・・・
【コロナ禍でのポイント】3密を避ける、せきエチケットなどを意識

(7月1日 15:40〜放送 メ〜テレ『アップ!』より)