お正月の変則日程も終わり、トレセンも通常営業に戻りました。毎年のこととはいえ、この時期はリズムを崩しますね。さらに暖冬。調子を崩しがちな方、結構おられるのではないでしょうか。

 正月休みをはさんでリズムを崩しがちなのは人間だけではないようです。

 淀短距離Sを出走取消したニシノラッシュですが、その原因は右後肢のフレグモーネでした。先週のトレセンは雨が降った影響もあって馬場が悪く、フレグモーネを発症する馬やザセキなどで診療所に通う馬が普段より多めだったそうです。

 フレグモーネとはいわゆる傷ばれで、傷口から細菌が入って患部が腫れ上がったりする病気です。出走取消の時間が遅くなると出馬表にも載ってしまいますが、ラッシュは出馬表を組む締め切り時間の前に取り消したので馬柱には載りませんでした。21か月の休み明けをひと叩きされ、かなり調子をあげていただけにすごく期待していたのですが…。そういうときに限ってアクシデントはおきるものですね。残念ですが、幸いなことにフレグモーネ以外は問題ないので次に期待することとしましょう。

 フレグモーネは発熱などの症状もおこすこともあり、ラッシュも一時は熱も上がってかなりつらそうでした。走りたくて調子も良かったのに熱で体調が急降下〜!みたいな…人間もそういうこと、よくありますよね(苦笑)。ラッシュも出走取消の直後に熱がピーっと上がり、最初に様子を見に行ったときはすごくツラそうでした。写真はその時のものですが…顔が少し怖いですよね。でも、この数日後には熱も下がり、患部の腫れも徐々にひいていました。

 そして、担当の長谷川助手。ラッシュのために昼も夜も何度も馬房で獣医さんの往診に対応していました。ホント生き物を相手のお仕事は大変です。

「でも、担当馬のためなら当たり前のことですよ。幸い、日を追うごとに良くなっているので今週からまたレース復帰に向けてのトレーニングを再開できる見込みです」

 右前脚も古傷を抱えるニシノラッシュは年が明けて8歳になりましたが、まだまだ元気いっぱい。また元気にターフを駆け抜ける姿を見たいです。

(取材・文:花岡貴子)