皐月賞と同じ中山芝2000mで行われる3歳重賞。2010年にのちのダービー馬エイシンフラッシュがこのレースを制したこともあるが、開催が進んだタフな馬場状態の中で行われることもあってか、基本的にはクラシックに繋がりにくいレースとなっている。

1.スタミナを要するレース

 近年はハービンジャー、バゴ、ノヴェリストといった重厚な欧州血統を父に持つ馬が幅を利かせており、また後に長距離路線で活躍するフェイムゲームが7番人気で制した13年の例もある。例年時計の掛かる決着になる傾向にあり、豊富なスタミナが要求されやすい。

2.終いの脚は必要

 タフな条件であるからスピードだけで粘り込むのは困難で、終いまでしっかり脚を持続できる馬が中心となる。前走の上がり3Fタイムが2位以内だった馬は[8-5-8-45]で複勝率31.8%なのに対し、上がり3F3位以下だった馬は[2-5-2-72]で複勝率11.1%。

3.前走凡走馬の巻き返しは困難

 過去10年で3着以内となった30頭のうち、前走で掲示板を外していた馬は[1-0-0-40]で複勝率2.4%。着差で言うと、前走で0.6秒以上負けていた馬が連対したケースはない。すでに重賞・オープンを使って壁に当たった馬よりは、勢いのある馬を重視すべきレース。

 ビターエンダーに期待したい。ここまでの2戦、ヨーイドンでキレ負けした新馬戦と好位から長く脚を使って圧勝した未勝利戦の内容を比較するに、切れ味勝負よりは持続力を活かして長く脚を伸ばす競馬の方が合っているタイプだと見る。オルフェーヴル産駒であるから、スタミナを要するこの条件で更にパフォーマンスを上げる可能性も高い。