今週も14日の火曜日が全休、15日の水曜日が全休明けというスケジュール。よって、16日の木曜日に追い切りが集中すると思われたが、18日の小倉開催でレースに出走する馬は17日に輸送する関係もあり、15日にも追い切りを行う陣営も少なくなかった。

 ただ、重賞出走予定馬に関しては、全休日の14日に調教を行うことができ、ヒュッゲ(栗東・友道康夫厩舎)やディアスティマ(栗東・高野友和厩舎)などは休日返上で追い切りに備えていた。

【坂路/4F51.9秒】
 1月15日。一番時計はグレイトゲイナー(栗東・森秀行厩舎)の4F50.5秒。前走時が自己ベストを更新する最終追い切りでの出走だったが、その時計は50.4秒。それとほぼ同じ数字ということは、ある程度走りやすい馬場だったと考えるべきだろう。

 ただ、4F目に12秒を切ったのは1頭だけ。3F目の12秒切りも2頭しかいないので、極端に速い時計が出る馬場というわけではない。そんな中で4F51.9秒の自己ベストを更新したのがフォーテ(栗東・藤原英昭厩舎)。これまでは併せ馬で遅れることも多かった馬だが、今回は最終追いを含めて、併せ馬はすべて先着。前走から2ヶ月以上のレース間隔があいているものの、完全に動ける状態での出走となりそうだ。

 1月16日。馬場状態としては前日とほぼ変わりなし。一番時計は2回目のハローが終了した時間帯に追い切ったミッキーワイルド(栗東・安田隆行厩舎)の4F50.4秒。次走は根岸S(2月2日・東京ダート1400m)を予定しているだけに、スピードある動きを見せたといった感じ。

 先週の馬場差は9日が「+0.5秒」。日中になると気温が上昇する日が多かったこともあり、今週は馬場が回復。全体的な時計の出方を見ても、それは感じるだけに、今週の馬場差は15日、16日とも『±0.0秒』で記録している。

【CW/5F66.0秒】
 1月15日。全休明けになるので、本来なら速い時計も少ないところだが、見た目以上に速い時計を出している馬が多い。このあたりは馬場が走りやすいということもあるのかも知れないし、全体時計が遅ければ、終いが11秒前半といった動きを見せる馬もいた。

 全休明けにもかかわらず、速い時計を出したという印象が強いデンコウアンジュ(栗東・荒川義之厩舎)。テンから15秒を切るラップで進めていったが、数字は1Fごとに速くなるばかり。その勢いはゴールまで衰えず、結局、時計は6F80.7〜5F66.2〜4F52.1〜3F38.4〜1F12.5秒と速くなった。動き自体は前走時の最終追いよりも機敏さを感じた。

 1月16日。馬場状態は前日と同じ。ただ、全休明けではなく、通常の水曜日と同じ設定だったこともあって、速い時計を出す馬は前日よりも多かった。

 そんな中、日経新春杯(1月19日・京都芝2400m)の最終追い切りを行ったロードヴァンドール(栗東・昆貢厩舎)。太宰啓介騎手が跨って、単走での動きだったが、向正面からある程度速いラップで進めていき、ゴール前はしっかりと追われた。時計は6F81.5〜5F66.3〜4F51.9〜3F37.9〜1F12.4秒と速く、一昨年2着の実力を発揮できそうな状態にある。

 先週の馬場差は「+0.5秒」。今週は一転して、走りやすい馬場になっているので、馬場差は15日、16日とも『-0.5秒』で記録している。

【DP/5F64.5秒・D芝/5F63.0秒】
 今週の芝馬場はそれなりの追い切り頭数。15日の時点では先週の走りにくい状態が続いているように思えたが、16日はかなり標準的な馬場に戻ってきた印象。よって、今週の馬場差は15日が『+0.5秒』、16日が『±0.0秒』で記録している。

 ポリトラック馬場は先週に比べると追い切り頭数は減ったが、それでも安定して追い切りが行われるような状態。馬場状態も安定しているので、馬場差は、先週と同じ『±0.0秒』で記録している。

※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。

(取材・文:井内利彰)