スワーヴリチャード、ディーマジェスティ、リアルスティール、イスラボニータ、ゴールドシップと、過去10年の勝ち馬の内5頭がGI馬へと育っている。出世レースとして、弥生賞など他のトライアル競走と肩を並べており、クラシックを占う上で見逃せない重要な一戦だ。

1.終いの脚は使えるか

 過去10年、前走で上がり3ハロン1位の末脚を使っていた馬が[7-2-3-22]で複勝率35.3%と好成績を収めている。持続力が求められやすい条件ではあるが、それでも直線の長い東京。終いの決め手は必須となる。

2.既に重賞で活躍してきた馬に妙味無し

 過去10年、前走でJRA重賞を勝っていた馬は[1-2-1-4]。勝ったのは14年のイスラボニータのみで、人気より上の着順に来た馬は昨年4番人気で3着のクラージュゲリエしかいない。また他にも、前走ホープフルSで3着だったステイフーリッシュが2番人気で10着、前走東京スポーツ杯2歳Sで2着だったアヴニールマルシェが2番人気で5着に敗れるなど、それまでの実績上位馬は人気に応えることがほとんどできていない。

3.中9週以上の休み明けは苦戦

 過去10年で中9週以上の休み明けだった馬は22頭いて、連対馬は4頭(ディープブリランテ、イスラボニータ、スワーヴリチャード、サトノソルタス)のみ。いずれも前走が今回と同じ東京芝1800m戦だったという共通点がある。


 シングンバズーカは前走5戦目にしてようやく勝ち上がり。それまでの4戦は力負けしていたというわけではなく、脚を余したり先頭に立つのが早すぎたりと展開の綾に屈していた形だ。ゴールまで鋭く伸びて来れるレースぶりからして距離延長は問題ないだろうし、直線の長い東京も歓迎。相手が一気に強くなるここでも上位争いのチャンスは十分にあるだろう。