先週は冷え込んだ栗東だったが、今週は12日から気温が上昇。その日の午後はポカポカ陽気といった感じで、夕方になると雨。13日は明け方にかなり雨量があったが、調教開始となる7時頃には雨が止み、9時を過ぎると青空が見える天気に。

 馬は寒くなると馬服を着て対策するが、これだけ気温の上下が激しいとなかなか体調管理が難しい。例年以上に出走前の取り消しが多いのもそれが影響しているような気がする。

【坂路/4F51.9秒】
 2月12日。先週の時点で基準時計よりも速い馬場だったが、今週もそれは変わっていない。一番時計はマテラスカイ(栗東・森秀行厩舎)の4F49.0秒。49秒台はこの馬を含めて2頭、50秒台は9頭と、時計上位の頭数は先週とほぼ同じ。

 時計が出やすい馬場とはいえ、このところの動きが本当に好調なのがサンライズノヴァ(栗東・音無秀孝厩舎)。毎週のようにクリソベリルと併せ馬を行っているが、フェブラリーS(2月23日・東京ダート1600m)の1週前追い切りとなった今回は文句ない。4F50.4秒は自己ベストに0.1秒足りないが、1F目からのラップが13.1秒、12.7秒、12.3秒、12.3秒。4F目最速ではないものの、加速から持続というスピードの出し方は本当に素晴らしい。

 13日。明け方には大雨が降っているが、馬場に与えた影響はさほどない。ちなみに一番時計は栗東に滞在しているアンノートル(美浦・田中博康厩舎)とダノンアレー(栗東・安田隆行厩舎)の4F51.1秒だった。

 先週は1月29日が『±0.0秒』、30日が『-0.2秒』という馬場差だったが、今週は基準時計よりも速い印象。よって、馬場差は5日、6日で『-0.4秒』で記録している。

【CW/5F66.0秒】
 2月12日。朝一番こそ、冬らしい冷え込みだったが、調教時間が進むにつれて気温は上昇。そんなこともあってか、後半にかけて、より走りやすい馬場状態という印象がある、この日のCコースだった。

 京都牝馬S(2月22日・京都芝1400m)に向けた1週前追い切りを行ったのはビーチサンバ(栗東・友道康夫厩舎)。秋華賞以来のレースになるが、中間の乗り込み量は豊富。先週も併せ馬で素晴らしい動きを見せていたが、今週は福永祐一騎手が跨って、ルタンデュボヌールとの併せ馬を先着。時計は6F82.2〜5F67.1〜4F52.3〜3F38.0〜1F11.6秒と久しぶりを感じさせない動きを見せている。

 2月13日。雨予報もあってか、通常の木曜日よりも追い切り頭数が少ない印象。前半と後半の時間帯は馬場入りする頭数も少なく、ゆったりとした時間が流れたが、その中で小気味いい動きはショウリュウハル(栗東・佐々木晶三厩舎)。

 チューリップ賞(3月7日・阪神芝1600m)の出走を予定しており、これが1本目という追い切りだったが、単走で6F84.5〜5F68.9〜4F53.6〜3F39.1〜1F12.3秒。同じ時間に同厩舎の3歳未勝利が追い切って、同じような時計だったが、やはり動きは重賞を狙う馬という迫力があった。

 先週の馬場差は「-1.0秒」。今週の馬場も先週同様に速い時計が出やすい馬場なので、12日と13日ともに先週と同じ『-1.0秒』で馬場差を記録している。

【DP/5F64.5秒・D芝/5F63.0秒】
 今週の芝馬場は12日、13日ともに追い切りを確認できていない。馬場差に関しては『±0.0秒』で12日、13日とも記録している。

 ポリトラック馬場での追い切りは先週と同じく12日だけで50頭弱。冬場はウッドチップでの擦傷を避けて、ポリトラックを利用する厩舎が増えそう。13日の追い切り頭数が多かったことに関しては、雨の影響があるだろう。馬場差は、先週と同じ『±0.0秒』で記録している。

※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。

(取材・文:井内利彰)