優勝馬には天皇賞・春への優先出走権が与えられるレースで、過去10年で、このレースをステップに天皇賞・春を制したのは2018年のレインボーライン、15年ゴールドシップなど3頭。2着2頭、3着も5頭いて、大一番を前に見逃せないレースだ。

 ◎キセキは、同距離のGI菊花賞馬。当時は不良馬場だったが、ジャパンCを2分20秒9で走破(2着)するなど馬場状態を問わないのが強みだ。昨年暮れの有馬記念ではこの馬らしからぬ出足の鈍さで後方からの競馬になったが、それでも5着に押し上げており、ポテンシャルの高さを示している。今回は帰国2戦目で、乗りなれた川田騎手が手綱を取るだけに本来の先行策が見られそうだ。阪神競馬場は7戦して1勝だが2着3着2回と得意なコース。2つめのGI制覇へめどを立てたいところだ。

 ○メイショウテンゲンはステイヤーズS4着で、前走ダイヤモンドSは出走メンバー最速の上がりタイムでハナ差2着と、長距離重賞に狙いを定めてきた。母メイショウベルーガは牡馬相手に長距離重賞を2勝ほか、2010年の阪神大賞典で勝ち馬と同タイム3着。その雪辱を誓う。

 54キロのハンデで長距離のダイヤモンドSを昨年制した▲ユーキャンスマイルには別定重量で56キロが課せられた。昨秋のGIシリーズでは57キロ、58キロで一線級を相手に入着を重ねており、斤量そのものには不安はない。悲願のGI制覇へ、ここで恥ずかしい競馬はできない。

 その他伏兵にも食指が動く馬が多いものの、あまり手を広げることはできない。勢いよりもキャリアを重視して△ムイトオブリガード、△メロディーレーンを抑えたい。