総賞金350万豪ドル(約2億2600万円)という2歳戦としては世界最高賞金を誇るG1ゴールデンスリッパーS(芝1200m)が、21日にニューサウスウェールズ州のローズヒルガーデンズ競馬場で行われ、ヒュー・ボウマン騎手が乗る1番人気のファーナン(牡2)が優勝。2番人気に推されたロードカナロア産駒のタガロア(牡2)は4着に敗れた。

 豪州でも20日の21時以降、渡航者の入国を禁止するなど、新型コロナウイルス感染拡大の影響が広まっているが、ゴールデンスリッパーS前日に出走馬関係者に対し「開催中止」を告げるテキストメッセージが届き、一時騒然となる事態が起きた。

 メッセージは競馬主催者であるレーシング・ニューサウスウェールズが発信した体裁をとり、「ローズヒルガーデンズ競馬場のスタッフからウイルスの陽性反応が出たことが確認された。これを受け、レーシング・ニューサウスウェールズは明日のゴールデンスリッパー開催を含めて、4月24日まで競馬開催を中止することを決定した」と記されていた。

 関係者からの通報でこれを知ったレーシング・ニューサウスウェールズは、このテキストメッセージが何者かのなりすましによって発信されたこと、ゴールデンスリッパーは予定通り開催されることを、ただちに関係者に対し通達している。

(文:合田直弘)