■モズアスコットを管理する矢作芳人調教師

――新型コロナウイルスの影響は?
矢作 モズアスコットに関してはオーストラリアのほうがリスクが高いのではないかということを以前から考えていましたので、(オーストラリア遠征を)やめたら高松宮記念に行くということはスタッフにも早くから言ってありましたのでスムーズに移行できたと思います。

――初の1200m挑戦についてはやってみないと、というところはあると思いますが適性は?
矢作 やってみないと(笑)。まぁ、フェブラリーSでダートを使うときにも言ったんですけれども、体型的に少しそういうふうにシフトしているんではないかとみているので、距離延長よりはここは短縮かな、と。常に挑戦し続けてきた馬ですから、またこの新たな挑戦も面白いのではないかと思っています。

――この中間の調整は?
矢作 ドンカスターマイルは4月4日でしたので、予定が1週前倒しになったということ。中間は東京競馬場でのダートコースでの調整だった(注:東京競馬場で出国検疫中だったため)ということ。このあたりが普段とは違うと思います。

――特に気を遣った部分は?
矢作 あまり無事な馬ではないのでダートコースでの調整だと、やはりあまり負荷をかけられなかったですね。

――坂路での最終調整はいかがでしたか?
矢作 指示は51秒台くらい、先導馬のペースが早過ぎて調教としては最低ですね。でも、動きはひじょうによかったと思います。

――中京コースは?
矢作 直線も十分ありますし、坂もあるということで。特に意識していないというか。むしろ左回りがいいというのは確かなので、その点にも期待しています。

――週末は雨予報ですが?
矢作 そうですね。これは何とも言えないんですけれども、おそらくこなすんではないかな、と。あんまりマイナスなほうには考えていません。

――レースのポイントは?
矢作 やはり、スタート。どの程度の位置がとれるか、ということですね。スタートさえよければそれほどダッシュのない馬ではないので、大きく置かれることはないのではないかと思っています。

――ライバル関係は?今回はマイル組からの参戦が多いように思いますが?
矢作 そうですね。相手関係よりもこの馬に関しては彼自身の状態を上げてあげることが第一だと思っていますので、まずその点だけを考えています。

――今回、ミルコ・デムーロ騎手が初コンビです。
矢作 やっぱり大きなレースでの彼の勝負強さというのはひじょうに魅力的ですし、道悪にも強いという話も聞いていますので、大変期待しています。

――厩舎は昨年の有馬記念からGI・4連勝中ですね。
矢作 まぁ、それに関してはあまり意識しても仕方ないので。というか、普段の仕事を黙々とこなすだけだと思っていますけれども。でも、まぁこんな状況の中、少しでも明るい話題を提供できればという気持ちはあります。

――最後に意気込みを
矢作 ひじょうに楽しみな挑戦だと思っているので。自分もファンの皆さんのようにワクワクしています。今日、追い切りがちょっと強かったのでそこのケアをしっかりして、とにかく当日良い状態にもっていきたいと思っていますので応援よろしくお願い致します。

(取材・文:花岡貴子)