日本ダービーと同じ舞台で行われるトライアル競走。オープン特別競走として創設され、1994年からはGIII競走に、そして2001年からはGII戦へと格上げされ、上位2着までの馬には日本ダービーへの優先出走戦が付与されるレースだ。3歳馬にとって2000mを超える距離の重賞競走はこのレースが初めて。本番ダービーからは1キロ減の56キロの斤量とはいえ、成長途上の3歳馬にとっては過酷なレースだ。

 本命に期待した◎ヴァルコスは、阪神競馬場の同距離レース「ゆきやなぎ賞」の優勝馬。2月のセントポーリア賞は4角で他馬と接触するアクシデントがありながらもゴール前で脚を伸ばして4着。勝負どころで反応が鈍くなるなど、距離不足の印象を受けたが、ゆきやなぎ賞では早めに抜け出して後続の追撃を抑え込んだ。父のノヴェリストは欧州の2400m戦を得意とした馬で、3歳秋のジョッキークラブ大賞から翌年9月のバーデン大賞まで4つのG1競走含み重賞5連勝。この中にはキングジョージVI&クイーンエリザベスSのレコード勝ちも含まれている。母はディープインパクトの妹で、その父は菊花賞馬ダンスインザダーク。本格化はもっと先になりそうだが、スタミナと底力に期待する。

 ゆきやなぎ賞と同じく阪神競馬場の2400m競走「アザレア賞」を勝って挑むのは○フライライクバード。2015年フローラS優勝シングウィズジョイの半弟で、父はジャパンC優勝スクリーンヒーロー。母がフラワーC3着で、祖母は重賞2着2回。曾祖母フリートークは重賞2勝という活躍ファミリーだ。前走は、まだ随所に若さを残す内容だったが、それでも勝ったことを評価したい。

 大寒桜賞組では▲ディアスティマのレース内容が、次走に期待を抱かせるものだった。4角で外に膨らんだうえにエンジンのかかり遅く、インを抜け出したメイショウボサツをとらえきれなかったが、3着以下には2馬身の差をつけた。200mの距離延長に逆転の期待をかけたい。

 王道を歩んできた△オーソリティは父と祖母がクラシックウイナーで、母の父は年度代表馬。この距離に優勝経験がある△ブルーミングスカイ、左回りで3戦3連対の△メイショウボサツと、最後に早々と皐月賞をスルーして、ダービーに目標を絞った△フィリオアレグロの名前をあげておく。