ドバイの国王で、世界有数の大馬主として知られるシェイク・モハメドが、英国のナショナル・ヘルス・サービス(NHS=国民医療機関)に対し、総量で60トンに及ぶ支援物資を寄付することが明らかになった。

 物資の大半は、このために中国で買い付けたマスクをはじめとした個人用防護具で、その第一陣が30日午後にヒースロー空港に到着している。

 シェイク・モハメドのスポークスマンによると、「英国とは、長くて深い交誼を続けている」ことが今回の支援の背景にあり、わけても「医療従事者たちの支援は、必ずやらなければならないこと」と、その目的を説明している。

 ドバイでは、コロナウイルス感染拡大に沈静化の兆しがあるとして、4月26日をもって、商業地域の封鎖を24時間から夜間(夜10時から朝6時まで)のみに緩和をしている。

 一方、英国でも4月27日に公務復帰を果たしたボリス・ジョンソン首相が「感染のピークは過ぎた」と表明。ロックダウンの緩和に向けた指針を今週中にも明らかにすると見られている。これを受け、競馬統括団体のBHAは、開催再開へ向けた具体的なスケジュールを発表することになる模様だ。

(文:合田直弘)