5月10日に行われるNHKマイルC(3歳・牡牝・GI)の舞台となる東京芝1600m。このコースについて解説していく。

 東京競馬場の芝コースは左回りで1周距離2083.1m。これは新潟競馬場に次ぐ広さで、ゴール前直線も525.9m、幅員は最大41mと、まさにチャンピオン決定戦にふさわしいコースだ。広い幅員を生かし、A〜Dのコースを使い分けることによって馬場の傷みの分散化を図っている。

 芝1600mは向正面直線の右奥からのスタート。いわゆるコーナー2回の「ワンターン」のコースになる。3コーナーまでの距離は550mほど。緩やかな下りからスタートして、3コーナー手前で緩やかに上り、再度3〜4コーナーは下り坂になる。最後の直線は525.9m。残り480m地点から260m地点にかけて、高低差2mの上り坂が待ち構えている。坂を上りきってからはほぼ平坦。初角まで長いので、基本的に枠の有利不利は少ない。また、外枠の馬が先行争いに加わると、ペースが厳しくなって逃げ、先行馬にとって厳しくなる傾向がある。

 2回東京開催は前半6日間をAコース、7〜10日目をBコース、11、12日をCコースで行う。つまりNHKマイルCはAコース6日目ということになる。しかし、先週土曜6Rに行われた3歳1勝クラスの芝1600m戦で1.32.1、青葉賞でもレースレコードとなる2.23.0が記録されたように、馬場コンディションは良好だ。気温が上がり、野芝の生育が順調なのだろう。週末は雨予報も出ているので天候次第ではあるものの、基本的には高速馬場と考えたい。