5G時代の備え、「光クロスコネクトシステム」の実力

5G時代の備え、「光クロスコネクトシステム」の実力

 NTT東西地域会社は約360億円を投じ、光回線など高速通信の基盤となる光中継網を増強する。2023年度までをめどに、複数拠点への光信号の伝送を大容量化・高速化できる光クロスコネクトシステム(OXC)を全国に導入する。IoT(モノのインターネット)の普及や第5世代通信(5G)で予想される通信データ量の増大に備える。

 NTT東西の通信ビル間で光信号を伝送する装置を従来の光分岐挿入装置(OADM)からOXCに置き換える。東京五輪・パラリンピックが始まる20年までに全国の中核都市にある通信ビル間の光中継網にOXCを導入する。その後、5Gの普及状況に応じて全国に約7100ある通信ビルに広げる。

 通信容量を示す帯域はOADMで毎秒数百ギガビット(ギガは10億)だったが、OXCを使えば約20倍の同10テラビット弱(テラは1兆)に増える。OADMは2カ所の通信ビル間しか光中継網で結べなかったが、OXCは8カ所の通信ビル間をメッシュ状に結べるため、複数拠点間のデータ伝送を効率化し、通信網を大容量化・高速化できる。

 従来より多くの通信ビル間を光ファイバーケーブルでつなぐため、自然災害などで一部の同ケーブルが破損しても復旧が容易になる。同ケーブル網の地下化も進める計画だ。

 総務省によると、18年11月の国内ブロードバンド(高速大容量通信網)サービス契約者の総ダウンロード通信量は、推定で前年同月比23・3%増の毎秒約11テラビットと、10年前より約12倍増えた。


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