保育園の運営から生まれたサービス、開発したのは意外な企業

保育園の運営から生まれたサービス、開発したのは意外な企業

 防犯カメラなど防犯製品の販売を手がけるFourS(仙台市青葉区、佐々木拓哉社長、022・290・1323)は、保育支援事業を今夏にも始める。保育士向け業務自動化クラウドネットワークシステムなどITサービスに加え、既存の防犯用品を生かした事業も構想する。

 現在、仙台市内4カ所の保育所の運営に携わる。事務業務を受託した経験などから、保育士の負担を軽減するサービスを考案。事務作業をクラウド上で一元管理するサービス「システメイト」の開発を進めている。

 保育士が手書きでメモする代わりに、専用アプリケーション(応用ソフト)を入れたスマートフォンに保育情報を入力するだけで、iPadなどのターミナルタブレットに情報を集約、管理する。国や自治体などに提出する報告書も自動作成する。

 「書類実務のうち最大で約6割の作業を削減できる」(佐々木社長)。行政側とも書類提出前に事前に情報を共有し、差し戻しのリスクも抑えられるようにしたいという。

 今後、実証実験を経て8月ごろからの販売を目指す。その後は「システメイトNEXT」として、スマホの代わりにスマートウオッチの音声認識機能を使用し、ハンズフリー・タッチレスで事務処理ができる新バージョンのリリースも予定する。

 2020年には防犯事業と保育事業を連携したオプションサービスも構想する。「スマホで授業参観」サービスは、防犯カメラに録画された映像の中から、授業の様子などを保護者に提供するもの。ターミナルタブレットと連携し、簡単に映像をダウンロードできるようにする。さらに、カメラの顔認識機能を使って登園記録をつけたり、サーモグラフィーを用いて体温情報を記録するなどのサービスも検討中だ。
(文=仙台・田畑元)


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