カンタム・ウシカタ(横浜市都筑区、久保至社長、045・345・0002)は、紫外線で雑菌やウイルスを殺菌消毒する自動殺菌ロボット「UVDロボット=写真」を14日に発売する。自律移動ロボットに180ワットの殺菌灯を搭載し、360度全方向に照射する。英国の病院では2日かかっていた殺菌作業が77分に短縮した。クルーズ船やエレベーターなどの感染症対策に提案。価格は約1300万円から。2021年度に6億円以上の売り上げを目指す。

位置推定と地図作成を同時に行う「SLAM」技術で施設の間取りを把握する。地図上に殺菌ポイントを指定すると走行ルートを自動生成する。走行速度や停止場所は細かく調整できる。殺菌灯の寿命は1万2000時間。ロボットは電池で3時間稼働する。黄色ブドウ球菌は3メートル離れた20秒間の照射で滅菌された。

機体はデンマーク・UVDロボッツ製で総代理店契約を結んだ。医療機関に加え、大規模オフィスや公共交通機関などに提案する。風疹など通勤者が媒介する感染症への対策になる。

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