事業革新パートナーズ(川崎市幸区、茄子川仁社長、044・201・8390)は、樹木成分「ヘミセルロース」を使ったマスク型素材サンプルを作製した。ヘミセルロースは生分解性や流動性、透明性などの機能をもつ非結晶性バイオプラスチックとして可能性があり、同社は製品開発を進める。まだ利用度の低いヘミセルロースの認知度拡大のため、素材に関心のある企業に対し、マスクを無料で提供する。

ヘミセルロースは植物細胞壁に含まれる不溶性の多糖類。木材に30%ほど含まれ、セルロースやリグニンをつなぎやすくする機能を担う。今回作製したマスクはヘミセルロース10%、ポリエチレン80%、炭酸カルシウム10%を混錬し、柔らかいシート状にしてマスク型に切り抜いた。

実際に使用する場合は、空気透過性を考えて、不織布のマスクなどに重ねて使うことを推奨するという。茄子川社長は「実際に手にしてもらい、柔らかさなどを知ってもらえれば」としている。