アイペック(富山市、東出悦子社長)は、光電管センサーを用いて、自転車駐輪場の混雑状況を確認できるシステムを開発する。センサーで自転車の入退場をチェックし、満車か空車かをスマートフォンで表示するシステムを構築。入場するまでスペースの空き状態が不明な駐輪場を使いやすくする。既に富山駅での実証実験を終えており、2021年度の商用化を目指す。

駐輪場の出入り口に自転車の入出場数を数えるゲートカウントスイッチを設置し、その数で駐輪台数を把握する。ゲートカウントスイッチには光の有無を調べる光電管センサーを採用。出入り口の門の脇に光を発信する仕掛けを取り付け、もう片方の脇に、その光を返す反射板を設置。センサーは、それで返ってくる光の有無を調べる。

人や自転車が通れば、光が遮られるため、その数を数えれば駐輪状況を推測できる。門を通ったのが人か自転車かは、光の遮られ方のパターンの違いで判別する。これでわかる駐輪場の混雑状況をスマートフォンで知らせるようにする。

実証実験は富山市役所が進める「センサーネットワーク実証実験公募」事業の一環で実施した。同事業は富山市が整備した省電力広域無線網「LoRaWAN(ローラワン)」を活用して、都市機能の高度化を進めるもの。

実証実験ではセンサーを使った自転車の検出方法の有効性と、データをローラワンで集約してスマートフォンに知らせるシステム構築の実現性を検証した。この実験結果からシステム構築が可能とわかり、商用化に踏み切る。