村山電機製作所(東京都目黒区、村山潤社長、03・6417・9800)は、表示部に電子ペーパーを採用した船舶エンジンなど向け温度計を開発、発売した。国際的規約「水銀に関する水俣条約」により、2021年から製造販売が禁止される棒状水銀温度計の代替需要を見込む。温度表示部に影響が出ないように独自の断熱分離構造を開発した。価格は個別見積もり。月1000本の販売を目指す。

「YMT―700=写真」と保護管付きの「同W」を発売した。計測温度範囲はマイナス5度―プラス725度C。視認性が高い電子ペーパー上にバーグラフ、デジタル数字を表示できる。温度上昇幅に応じてグラフの目盛り間隔が2度、10度、20度Cの3段階に自動で切り替わる。3ボルトのリチウム電池2本で5年以上利用できる。

温度表示部に影響がでないよう、接続部に耐熱性のジルコニアセラミックを用いた断熱分離構造を開発し、特許を取得した。船舶エンジンの排気温度計測のほか、工業関連の各種用途で利用できる。