アサヒビールが3月に発売した第三のビール「アサヒ・ザ・リッチ」が好調だ。5月に販売数量が200万箱を突破。当初の年間販売計画400万箱の半分を約2カ月で超えたことで、年間販売計画を2倍となる800万箱に修正した。

アサヒ・ザ・リッチは割安感のある第三のビールで、あえて高級感を打ち出しているのが特徴。岡村知明ビールマーケティング部担当課長は「プレミアムビールという、新ジャンルになかった提案をし、商品特徴をわかりやすく伝えたことが好調の要因」と話す。

生産工程では殺菌のために蒸気を注入する時間を分単位で制御する「微煮沸製法」を採用。煮沸によって麦の香りが低減してしまう従来の課題を克服し、殺菌と香りを両立しながら、コク深い味わいを実現した。

アサヒ・ザ・リッチは缶のみの展開。新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛や節約意識の高まりが、割安な缶商品であるアサヒ・ザ・リッチの販売をさらに後押ししたと言えそうだ。