興研は、開放型のクリーンブース「Stand KOACH Mz」を開発した。医療従事者のウイルス感染対策に使用する。ウイルスサイズの微粒子を除去できるフィルターと高度な気流制御技術を採用し、開放空間でISOクラス1レベルのクリーン度を実現する。新型コロナウイルスの感染リスク低減に利用できる。消費税抜きの価格は140万円で、月内の発売を予定する。

新製品は同社の開放型クリーンシステム「KOACH」の技術を応用。フィルターと気流を送る本体と、医師を覆うフードで構成する。新型コロナウイルスの粒径は0・3マイクロメートル(マイクロは100万分の1)より小さいとされるが、新製品は同0・15マイクロメートルまでの微粒子を99・999998%捕集可能なフィルターを装備。ろ過した清浄な空気を特殊な整流器で制御し、直進性が高く速度が一様な気流として送り出す。

気流はブース内に外気を巻き込まず、常に内部の空気をフードの空いている部分から外部に押し出してウイルスの侵入を防ぐ。開放型のため非接触でブース内に出入りでき、ドアなどに触れた手指、白衣などの消毒の手間を省ける。

透明アクリルボード越しに患者を診療しながら、左右でパソコンなどの操作も可能。聴診器が使えるよう、装置の動作音は47デシベルに抑えた。

フード部は折り畳み式で収納時の大きさは幅748ミリ×奥行き360ミリ×高さ1161ミリメートル。重量約80キログラムでキャスター付きのため簡単に移動でき、感染症の検査センターなどにも素早く設置できる。

同社では利便性の高い感染防止策として提案していく。