野原ホールディングス(東京都新宿区、野原弘輔社長、03・3357・2231)は、6月中に建材通販サイト「アウンワークス」の掲載商品数を25万点に増やす。2019年6月時点と比べ10万点の増加で「今後も年10万点ペースで増やしたい」とWEBカンパニー(事業部)の安部敏社長は話す。リフォーム業者や中小工務店が欲しい建材は何でも扱うサイトを目指す。

同サイトは15年に開設した。当初、建材は重く商品の更新頻度も多いため「建材で通販は難しい」と言われた。しかし「FAXや電話での誤発注が多い業界において、電子商取引(EC)で発注業務を効率化できる」(安部社長)との評価を受けた。約6000点の掲載商品数でスタートしたが、今では20万点を超え、1000社以上のメーカーが同サイトに商品を載せる。

商品数の増加に合わせ、19年秋には大幅に刷新した。品番だけで商品を検索でき、品番の頭文字を入力すれば候補の商品を表示するなど「検索機能を高めた」(同)という。

また、チャットや電話での問い合わせにも力を入れる。建材に詳しい担当者を顧客対応に当たらせ、具体的な商品が決まっていない顧客と一緒に商品を探したり、欠品の際には代替案を提示したりして顧客に寄り添う。安部社長は「人間味のあるサイトが強みの一つ」と胸を張る。

足元では新型コロナウイルス感染拡大に伴う巣ごもり消費の追い風を受け、例年の繁忙期の2―3月の高い受注が「6月も継続している」(同)。需要増を機に一段とサイトを拡大したい考えだ。(大城麻木乃)