AQUA・J(愛知県豊田市、清水鈴信社長、0565・28・4043)は、微生物や自然由来成分で汚れを分解する高機能洗浄剤をトヨタ自動車グループなど40社以上に納入した。環境負荷が小さく頑固な油汚れを手軽に落とせる点が特徴。工場や事業所の清掃などでの利用を想定する。商品群を増やし、より幅広いニーズに対応するほか、自動車関連だけでなく他業界への拡販も狙う。

AQUA・Jは同剤をトヨタグループ約30社を含む40社以上に納入した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で自動車関連企業は工場の稼働を停止。その休止期間中の清掃向けなどに提案した。

同剤のメーン商品「アクアレム」は、微生物と酵素で油分などの汚れを水と二酸化炭素に分解する。6月に壁の隙間汚れなど向け泡状の「アクアムースクリーナー」を新たに発売した。

洗浄時に残るのが水だけで2度拭きの必要がなく、ぬめりも残らない。pH(水素イオン濃度)7と中性で強アルカリ性の洗浄剤と比べ手荒れの心配がなく環境負荷が小さい。作業時間も従来の3分の1程度まで短縮可能で負担軽減につながる。

粉状の「アクアクリーンパウダー」は、機械部品の漬け置き洗いなどでの利用を想定する。「アクアステインリムーバー」は、コンクリートにしみこんだしつこい油汚れの洗浄に適している。レモンの皮に含まれる成分「d―リモネン」で微粒分子まで分解する。自動車業界向けで拡販するほか、飲食など他業界向けにも営業を進める考えだ。

AQUA・Jはジェイピーシー(愛知県豊田市)の子会社で、自動車関連や工作機械の工場向け洗浄機などを手がける。売上高は34億円(2019年8月期)。