新型コロナウイルス感染症の拡大が雇用に影響を及ぼすなか、求職者の仕事探しにも影響が出ている。経営層から人事・採用担当者向けに、採用活動やその後の育成・定着を成功に導く実践的なコンテンツを提供するディップ(東京都港区)のディップ総合研究所は、アルバイト・パートまたは派遣社員として就業している15〜69歳の男女を対象に「就業実態、就業希望調査」を実施した。

その結果を掲載する。以下の調査結果を出すにあたっては、調査対象者のうち派遣社員を除いたアルバイト・パートの調査報告を使用している。

調査結果サマリ
1. 新型コロナウイルスが‟仕事探し“にも影響。4割強が心境の変化あり
2.アルバイト就業者の3割強が正社員を希望、 10・20代、 30代の男性は約6割
3.新型コロナウイルスの影響で3割以上が正規雇用化への希望が強くなった。
  理由は‟給与アップ“と‟雇用の安定”など
4.待遇・制度・条件の希望1位「交通費支給」は54.9%、「テレワーク・在宅ワークができる」は14.9%
5. テレワーク・在宅ワークの活用は3.8%から11.7%に増加。
Webクリエイター・編集、 ITエンジニア、 営業はアルバイト就業者でもテレワーク活用率が20%以上

調査結果からわかるアルバイトの就業実態・就業希望

新型コロナウイルスの感染拡大はアルバイト就業者の仕事探しへも影響しており、4割強が「コロナによる心境の変化がある」と回答した。アルバイト就業者の3割強が「正社員」を希望しており、特に10・20代、30代の男性は約6割が「正社員」を希望していた。

また、新型コロナウイルスの影響により、正社員希望者のうち3割強が「希望は強くなった」と回答した。

正社員として働きたい理由(複数回答あり)の1位は「給与をアップさせたいから」で62.5%。「雇用が安定しているので将来が安心だから」が55.4%で2位。一方で正社員として働いていない理由(複数回答あり)の1位は「再就職に自信がないから」が27.3%。「正社員の仕事に、自分でもできる仕事があるか自信がないから」が26.1%で2位だった。

雇用先に求める待遇・制度・条件の希望は「交通費支給」が1位となった。また、新型コロナウイルス感染拡大防止のため少しずつ浸透し始めた「テレワーク・在宅ワーク」についても約15%が希望している。しかし、アルバイト・パートにおけるテレワーク・在宅ワークの活用は11.7%に留まっており、正社員の27.3%に比べると半分以下。これからの導入・活用が待たれる。

業種・職種別に見ると「Webクリエイター・編集/ITエンジニア/営業」の3業種はアルバイト・パートでもテレワーク率が20%を超えていた。