アメリカの航空機大手ボーイングは主力旅客機の2度の墜落事故の影響を受け、去年、各国の航空会社に納入した旅客機の数が、前の年に比べて半分以下に落ち込み、業績の大幅な悪化は避けられない見通しです。

発表によりますと、ボーイングが去年、世界各国の航空会社に納入した旅客機の数は380機で、前の年の806機に比べて52%少なく、半分以下に落ち込みました。

最も大きな要因は、主力機種の737MAXが2度の墜落を受けて全世界で運航見合わせとなり去年4月から減産に追い込まれたことで、ボーイングは運航再開の見通しが立たないことから、今月からは生産を停止しています。

この結果、MAXを含む去年の737の納入は127機と、前の年の580機に比べて、大幅な減少となっています。

影響は部品メーカーなど取引先企業にも広がり、航空会社への新たな補償が生じるおそれも出る中で、業績の大幅な悪化は避けられない見通しです。

ボーイングでは今月13日から、CEO、最高経営責任者が交代し、経営再建を進めることにしていますが、当面、今月29日に予定されている決算発表が注目されています。