三菱UFJ銀行とみずほ銀行は、14日に予定していた中国の湖北省武漢にある支店の営業再開を延期することになりました。

このうち三菱UFJ銀行は、新型コロナウイルスの感染拡大が最も深刻な武漢市内で公共交通機関が運行していないことなどから従業員が安全に通勤することが難しいとして、当面の間、支店の再開を延期することを決めました。

再開の時期は今後、現地当局とも協議しながら決めるとしています。

また、みずほ銀行も従業員の移動が困難だと判断して支店の再開を1週間延期し、今月21日からとしました。

いずれの銀行も中国にあるこのほかの支店については営業を再開しています。

一方、武漢には支店を置いてない三井住友銀行は、すでに中国にあるすべての支店の営業を再開しています。
【全銀協会長「経済影響を懸念」】全国銀行協会の高島誠会長は、13日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大が日本企業の経済活動に与える影響について「中国にある工場の本格的な操業再開は道半ばだという、お客さんの声も聞いている。また仮に、中国から国内への観光客が半減すれば、外国人旅行者全体の消費は2割減るという試算になる。影響が長期化すれば、経済の下振れ圧力はさらに拡大するとみられる」と述べました。

そのうえで、協会として「会員銀行に対して、従業員への感染症対策を徹底することや、影響を受けた企業への融資に関して適切に対応するよう、周知を行っている」と現状を説明しました。