新型コロナウイルスに感染し、13日、国内で初めて死亡した神奈川県の80代の女性が亡くなるまでの経緯が、県の調査で明らかになってきました。

神奈川県によりますと、女性は先月22日からけん怠感が出始め、25日には食欲不振の症状も加わりました。

28日に最初の医療機関を受診して経過観察の指示を受けますが、今月1日にはけん怠感がさらに増し肺炎と診断されて、別の医療機関に入院したということです。

女性は海外への渡航歴がなかったことなどから、当初は細菌の「肺炎球菌」による肺炎が疑われたとみられ、今月1日の入院時から抗生物質が投与されましたが、ウイルス検査は行われなかったということです。

そして、6日に呼吸状態が悪化したため、さらに別の医療機関に転院。

その後も治療の効果がなく12日には呼吸の状態が悪化したことから、ウイルス検査が実施されましたが、女性は13日午後1時半ごろに死亡しました。

死亡したあとの午後4時ごろに検査結果が出て、新型コロナウイルスに感染していたことがわかり、午後5時半ごろに県内の保健所から県に報告があったということです。

感染が確認されるまでに女性が受診や入院をしたのは、県内の3つの医療機関で、神奈川県では職員を現場に派遣して医療従事者やほかの患者との接触状況や、肺炎が疑われる症状が出ている人がいないかなどを調査しています。