自民党の河井克行 前法務大臣と妻の河井案里参議院議員は広島地検の捜索を受けて陳謝する一方、離党や議員辞職は否定しました。これに対し、野党側は「説明責任を果たしたとは到底言えない」などとして引き続き説明を求めていく方針です。

広島地検は15日、公職選挙法違反の疑いで、自民党の河井案里参議院議員の事務所と、その関係先として夫の河井克行 前法務大臣の事務所を捜索しました。

これを受けて2人は15日夜、東京都内で、それぞれ記者団の取材に応じ、「ご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げたい」などと陳謝したうえで、離党や議員辞職については「考えていない」と述べ、否定しました。そして、2人とも、来週20日からの通常国会には出席する意向を示しました。

一方で、公職選挙法違反の疑いについては「捜査が始まっているので、コメントは控えたい」などと繰り返しました。

与党側は、通常国会で新たな経済対策などを盛り込んだ今年度の補正予算案や新年度予算案の早期成立を目指しており、国会審議に影響が出ることは避けたいとしています。

これに対し、野党側は「説明責任を果たしたとは到底言えず、納得できない」などとして、去年辞任した菅原 前経済産業大臣も含め、引き続き説明を求めるとともに、安倍総理大臣の任命責任を追及していく方針です。
【官房長官「自身の判断で説明を」】菅官房長官は午前の記者会見で、「国会議員として、それぞれご自身の判断で説明を果たすべき問題だと思っている」と述べました。