米カリフォルニア州の山火事 火の勢い衰えず 死者23人に

アメリカ西部カリフォルニア州北部で発生した大規模な山火事は、発生から3日たっても依然として火の勢いは衰えておらず、これまでに23人が死亡したほか、2万人以上が避難を続けています。

アメリカのカリフォルニア州北部で8日発生した山火事は、ワインの産地として知られるソノマ郡やナパ郡などを中心に燃え広がっていて、カリフォルニア州当局によりますと、焼失面積はおよそ7万ヘクタールに拡大しています。この火事で、これまでに23人が死亡したほか、住宅や商店など3500棟が焼けて2万人以上が避難を続けています。

カリフォルニア州全域と近隣の州から合わせて8000人の消防隊員が動員され、消火作業を続けていますが、火事は20か所以上で同時に発生しており、強風にもあおられ、山火事の発生から3日たっても依然として火の勢いは衰えていないということです。

一方、13人の死亡が確認されたソノマ郡の警察は、11日の記者会見で、当初、行方がわからないとして通報が寄せられた600人のうち、315人について安全が確認できたものの、いまだに285人と連絡が取れない状況が続いていることを明らかにしました。
ただ、通信設備が焼失して、携帯電話がつながりにくくなっていることも要因だと説明しています。

今回の山火事は「悪魔の風」を意味する「ディアブロウインド」と呼ばれる高温で乾いたこの地域特有の風が被害を拡大させていて、カリフォルニア州のブラウン知事は会見で、「カリフォルニア州はこれまでいくつもの大きな山火事を経験したが、今回はかつてない規模だ」と述べ、避難と警戒を呼びかけました。
【煙と焦げた臭いが充満】山火事があったカリフォルニア州のナパ郡では、住宅やワイナリーなど被害が広範囲にわたっています。ワイン用のブドウ畑などが集まる丘では辺り一面が焼け、周囲には煙と焦げた臭いが充満しています。

今回の山火事で自宅を失い、車の中で避難生活をしている男性によりますと、火の回りが早く、炎が見えてからおよそ1時間ほどで辺り一帯の住宅などが焼けたということです。
この男性は「これは最悪の山火事だ。私の自宅はすべてが焼け落ちて、残っているのは土台だけだ。家族で丘を降りて逃げ、炎がすべてを包んでいくのが見えた。本当に早かった」と話していました。
【住民から不安の声】延焼が続くカリフォルニア州ナパ郡にある山火事の現場からおよそ1キロ離れた駐車場では、11日夜、不安そうに火災の様子を見つめる住民の姿が見られました。

近くに住む19歳の男性は「毎晩、午前2時にここに来て火がどこまで迫っているのか確認し、そして少し寝て、また午前5時に確認のために来ていて、一日中、心配しています。こんなひどい山火事は初めてです」と話していました。

また、男性の14歳の妹は「火が自宅までまわり、燃え尽くしてしまうのではないかと心配しています。今はだいぶ火の勢いが収まっているように見えますが、また風が強くなって手に負えなくなってしまわないか怖いです」と不安そうに話していました。

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