WHO=世界保健機関は、中国の原因不明の肺炎について、中国当局からの情報提供を受けて、患者から新型のコロナウイルスが検出されたことを確認したとしたうえで、さらなる感染を防ぐため医療機関向けに診断方法などを示した手引きを公開しました。

中国内陸部の湖北省武漢では先月以降、原因不明の肺炎の患者が相次ぎ、患者からコロナウイルスが検出されていて、タイ保健省によりますと、今月8日に武漢からタイに観光に訪れた60代の中国人女性からも同じコロナウイルスが確認されています。

WHOは14日、スイスのジュネーブで行った定例記者会見で、中国当局からの情報提供を受けて、これらのウイルスについて新型のコロナウイルスだと確認したと明らかにしました。

そのうえで、「今のところ、大規模に感染が広がっている状況ではない」としながらも、「家族間など、限定的だがヒトからヒトに感染する可能性もある」として、さらなる感染を防ぐため医療機関向けに診断方法などを示した手引きをウェブサイトに公開しました。

WHOは今回の肺炎患者の治療法について、今のところ対症療法しかないとしていて、今後さらなる調査が必要だとしています。