フランスのマクロン大統領は、保釈中に中東レバノンに逃亡した日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告について、「コメントしない」と述べたうえで、ゴーン元会長の勾留や尋問をめぐって安倍総理大臣に何度も懸念を伝えたことを明らかにしました。

フランスのマクロン大統領は15日、パリの大統領府でメディア向けに年頭のスピーチをしたあと、NHKなどの取材に応じました。

この中でマクロン大統領は、保釈中に中東レバノンに逃亡した日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告について「コメントしない」と述べました。

一方で、ゴーン元会長が逮捕後、日本で置かれた状況について、「フランス国民の基本的な権利を尊重し、尊厳を持って扱われるよう安倍総理大臣に伝えてきた。ゴーン氏の勾留や尋問についても満足していないと何度も伝えた」と述べ、安倍総理大臣に何度も懸念を伝えたことを明らかにしました。

ゴーン元会長の逃亡後の今月2日、フランスのパニエ=リュナシェ副経済相は「家族との接触はできず不快だったことは理解できるが、フランス政府の介入が必要であるほど彼の命が危険だったわけではない」として、日本から不法に出国する必要はなかったという認識を示しています。