中国では、新型コロナウイルスに感染した患者の数が4万4000人を超え、死亡した人は1113人となりました。ただ、1日に感染が確認された患者は減少傾向にあるとして、中国の保健当局は「全体的に見てプラスの変化が出ている」と指摘し、状況が改善しつつあるという認識を示しました。

中国の保健当局、国家衛生健康委員会は、新型コロナウイルスの感染が確認された患者の数が11日、新たに2015人増えて4万4653人に、死亡した人は97人増え、合わせて1113人になったと発表しました。

新たに感染が確認された患者は、最も多かった今月4日の3887人をピークに減少傾向にあり、特に湖北省以外で新たに確認された患者の数は8日間連続で減って、11日は377人と最も少なくなりました。

また、新たに確認された感染の疑いのある患者の数も、今月5日に5328人だったのをピークに、11日は3342人まで減っています。

こうした状況について、国家衛生健康委員会の報道官は、12日の記者会見で「依然として状況はかなり厳しいが、一連の対策によって全体的に見てプラスの変化が出ている」と指摘し、状況が改善しつつあるという認識を示しました。

ただ、感染症の専門家で中国疾病予防センターの曽光氏は12日、SNS上で、ピークに達したものの、今後およそ1億6000万人が帰省先などから都市部に移動することを考えると、再び患者が増加する可能性もあるという見方を示していて、改善傾向が続くかはなお予断を許さない状況です。