◆こんなにあった!日本全国うどん&ローカルチェーンMAP

 愛知県の味噌煮込みうどんや香川県の讃岐うどん、秋田県の稲葉うどんなど、うどん文化は各地方で細分化されている。「うどんライター」として数々の全国ご当地うどんを食した井上こん氏はご当地うどんをどうみているのか?

「例えば福岡だけを見ても、丸天やごぼう天を具にしてゆでおきのうどんを提供する“博多うどん”のほかに、北九州では鶏肉が入ったかしわうどん、小倉は牛スネ肉などを使用する肉うどんなどがあり、それぞれに個性があります」

 具やだし、製法の違いで差異を出すのは、日本のうどんの半数がオーストラリア産の小麦で作られ、麺での特徴が出にくいため。逆に国産の小麦を使うと、その地方の小麦の特徴で、麺の質が変わってくるという。

「西の地方のうどんにやわらかいものが多いのは、そういう小麦だからというのはありますね」(井上氏)

 よく言われる「日本三大うどん」には諸説あり、讃岐うどんのほかには、伊勢うどん、五島うどん、水沢うどんなどが挙げられるが、実際は、「言ったもの勝ち」のようなところがあるようだ。

◆<日本全国のうどん分布>
●はローカルチェーン店

 秋田・稲庭うどん
●秋田・佐藤養助商店
 群馬・ひもかわうどん、水沢うどん
 栃木・耳うどん
●関東近県・味の民芸
 東京/埼玉・武蔵野うどん
●東京・楽釜製麺所
 山梨・吉田のうどん(富士吉田市)
 富山・氷見うどん
 愛知・味噌煮込みうどん
●東海・どんどん庵
●東海/近畿/中国・讃岐製麺
●関西近県・金比羅製麺
 大阪・大阪うどん
●岡山・うどんおよべ
 香川・讃岐うどん
●香川・こがね製麺所
 福岡・博多うどん
●福岡・ウエスト、資さんうどん、牧のうどん
 長崎・五島うどん
●九州全域・うちだ屋

【うどんライター・井上こん氏】
福岡県生まれの「うどんライター」。日本全国のうどんを食べ歩き、年間400食以上を平らげる。「筑後うどん大使」の顔も。近著『うどん手帖(死ぬ前に一度は食べたい!! 全国の名店50+α)』(standards刊)

<取材・文/週刊SPA!うどん大好きクラブ>

―[うどんチェーン完璧ガイド]―