―[麺すすり子のラーメン巡礼]―

 こんにちは。ほぼ毎日ラーメンを食べる会社員、麺すすり子です。

 ジメジメする季節、さっぱりつけ麺を欲する方、多いですよね。そんな季節にぴったりな、ニューベーシックともいえるのが「昆布水つけ麺」ではないでしょうか。

 昆布水つけ麺とは麺が昆布水の中につけられていて、それを清湯系つけ汁につけて食べるというものです。今ではさまざまなお店で提供される昆布水つけ麺ですが、まだ食べたことがないという方も多いのでは? 超ーーーもったいない。この夏は昆布水つけ麺デビューしちゃってください!

◆口の中でうまみがぎゅんぎゅんに暴れまわる!

 ということで、今回は都内でアツい人気を誇る、昆布水つけ麺をご紹介いたします。そのお店が東京都東長崎駅にある「カネキッチン ヌードル」さん。こちらがその「昆布水の淡麗つけ麺」(1080円)です。

 昆布水つけ麺、まずビジュアルの美がモノすごい。こんなに整理整頓された器の中で煌めきを放っています。初心者でも安心の食べ方案内があるのでご安心ください。

 まずは昆布水に浸った麺をそのままいただきます。ひゃ〜〜〜、もうこれでうまい。昆布のうまみ成分グルタミン酸と小麦のうまみを舌でビンビンに感じます。理論でうまいものはどうしたってうまい。しかも、たまらなくうまい。

 その次に麺をつけ汁につけていただきます。ハァ〜〜〜快感。鶏を中心としたうまみが濃すぎるくらいにつまったつけ汁です。それが絡みついてきてお口の中でぎゅんぎゅんに暴れまわります。

 昆布水も絡み、どゅるんとした新感覚のすすり心地もたまらない。うまみが何重にも重なり、こんなにもお口で大渋滞し始めると人間の思考は止まります。無心でうまみと向き合い続けます。お口の悦び計り知れない。

◆2種類のチャーシューがつけ麺に花を添える

 さらにバラのような美しさの三元豚肩ロース吊し焼きに、ウブなピンクの鶏胸肉が昆布水に浸って食べられるのを待っています。こやつら、こんなにレアな見た目してこのままイケちゃいます。味がしっかりついているんです。

 もちろんつけ汁に浸すのだってアリなのですが、昆布のグルタミン酸とお肉のイノシン酸をダイレクトに感じられるのはそのままで食べるほう! メインディッシュのうまさがつけ麺のチャーシューで…。尊い…。

 味変の岩のりや柑橘が最後に待っています。味変ってタイミングに迷います。今のままで大ハナマルなおいしさだから、「味変えちゃっていいの?」「ホントに平気?」っていつも心がソワソワし出すのですが、毎回その心配をよそに、さらなるおいしさにむせび泣く始末です。

 岩のりは香ばしさ、柑橘はさわやかさを与えてくれます。特に柑橘なんて、最後に全体の表情をまったく変えちゃうのにうまいしか出ない。この裏の顔はキュンしちゃう。すきっ。

 〆に残りの昆布水をつけ汁に入れるのが、昆布水つけ麺のスープ割りです。一口飲むだけで、昆布のやさしいうまみから鶏の目が覚めるようなうまみまで、すべてがぐああああと押し寄せてきます。途中、岩のりや柑橘までチラリと顔出したりなんかしちゃう。うまみが濃すぎる…。こんなに濃厚なさっぱりスープがこの世にはありました。

 食べ終わってもうまみの余韻がとまりません。もちろん、最後はお水ではなくスープで〆て、帰りのお口の余韻までたのしむ変態コース一択です!!!

 ごちそうさまです!

【麺すすり子】
ほぼ毎日ラーメンを食べる会社員。豚骨ベースの鹿児島ラーメンで育ち、18歳で上京してラーメンの幅広さと奥深さに取り憑かれる

―[麺すすり子のラーメン巡礼]―