女優で作家、コメンテーターとして活躍する中江有里(46)が、13日に東京・渋谷の「JZ Brat」で初のライブ「R■aliser」を開いた。100人の観客を前に新曲「名前のない海」など全16曲を歌い上げた。

中江は89年にJR東海のCMでデビュー。女優として映画、ドラマに出演する一方で91年にシングル「花をください」で歌手デビューして93年まで活動。それ以降は女優、小説家の道を歩んできた。初のライブに「まさか、こういう日が来るとは思っていませんでいた。歌は私の宝物。とても緊張しています」話した。

スタートはデビュー曲「花をください」。そして92年の連続ドラマ初主演となった日本テレビ系「奇麗になりたい」の挿入歌「風の姿」。前半の最後は映画デビュー作となった91年公開「ふたり」の主題歌で、エンディングで大林宣彦監督(82)が歌った「草の想い」をカバーした。

休息を挟み後半は、この日のプロデューサーを務めた作詞家・松井五郎氏が、中江が昨年6月に出版した小説「トランスファー」をモチーフにして作った新曲「名前のない海」を披露。アンコールでは自身の足跡をたどるように「回り道」、最後は、このライブのタイトルにもなった、フランス語で“夢をかなえる”という意味の「R■aliser」を作詞・作曲の中村由利子氏のピアノ演奏のみで歌い上げた。

現在、アルバムを制作中の中江は「小説を書いて女優もやっています。いろいろな事をやっていますが、全ての表現が中江有里なんです。今日、来てくださった皆さんに感謝しています。また、お目にかかりたいと思います」と歌手活動の継続を誓った。

※■はアキュートアクセント付きE小文字

◆中江有里(なかえ・ゆり)1973年(昭48)12月26日、大阪府出身。89年JR東海のCMでデビュー。90年TBS「なかよし」で女優デビュー。91年シングル「花をください」で歌手デビュー。92年日本テレビ系「綺麗になりたい」で連ドラ初主演。95年NHK連続テレビ小説「走らんか!」でヒロイン。02年脚本「納豆ウドン」で「NHK大阪ラジオドラマ脚本懸賞」最高賞。13年に法大通信教育部文学部日本学科を卒業。今年4月に公開予定の映画「海辺の映画館−キネマの玉手箱」(大林宣彦監督)に出演する。