宝塚歌劇団の月組トップ娘役美園(みその)さくらが、来年2月14日付で退団することになり、23日、同劇団から発表された。美園は24日、退団会見を開く。月組はすでにトップ珠城りょうが同日付での退団を発表しており、美園も同時退団になる。

美園は13年に首席入団。14年正月の「阪急阪神の初詣ポスター」モデルに起用され、月組に配属。母が声楽家でもあり、入団時から歌唱力には定評があった。一方で、勉強では数学が得意。数学検定の準2級を受験し、文部科学大臣賞を受賞したこともあった。

技量としては、歌に加えてダンス、演技力ともにバランスが良く、15年には「1789」新人公演で初ヒロインに抜てき。当時のトップ娘役愛希れいかが演じた大役のマリー・アントワネットを好演した。

16年には宝塚バウホール公演でも初ヒロイン。その後、東上公演でもヒロインを務めるなど、順調に経験を積み、18年11月、愛希の退団にともない、トップ娘役に就任。9年目のスピード就任だった珠城の2代目相手娘役に迎えられた。

19年1月「ON THE TOWN」でプレお披露目。本拠地作はお披露目の「夢現無双」を経て、同末にはウィーン発の「I AM FROM AUSTRIA」でもヒロインを務めてきた。

4月には本拠地3作目「WELCOME TO TAKARAZUKA−雪と月と花と−」「ピガール狂騒曲」の開幕を控え、退団公演は、11月13日に兵庫・宝塚大劇場で開幕予定の「桜嵐記(おうらんき)」「Dreamer Chaser」。同公演の東京宝塚劇場千秋楽をもって、トップ娘役としては本拠地4作で退く。