宮沢りえ(46)がロシアの文豪トルストイの名作を舞台化する「アンナ・カレーニナ」(8月7日〜9月3日=東京・渋谷シアターコクーン、9月10〜13日=京都劇場)に主演することが24日、分かった。

「アンナ・カレーニナ」は、真実の愛を追い求めたアンナを主人公に、革命前夜の19世紀後半のロシア貴族社会の人間模様を描いた。今回は英国の気鋭演出家フィリップ・ブリーン氏が新解釈で戯曲化。政府高官(段田安則)の妻で、美しく社交界の華だったアンナが、青年将校ヴロンスキー(白洲迅)と恋に落ちたことから破滅に向かう「愛」と、アンナの兄の友人リョーヴィン(宮沢氷魚)とキティ(川島海荷)の「純愛」を対照的に描く。宮沢が海外の演出家と組むのは、デヴィット・ルヴォー演出「人形の家」以来12年ぶり。

「アンナ」は悲劇のヒロインとして何度も映画化され、グレタ・ガルボ、ヴィヴィアン・リーらが主演している。宮沢は「アンナという役は私にとって、とても大きな挑戦です。乗り越えるべき壁は果てしなく高いような気がしていますが、演出家のフィリップ・ブリーンさんを迎え共演者のみんなと、今まで誰も見たことのないトルストイの世界へ皆さんをお連れできるよう、心と体をフル回転させて挑みたいと思います」と意気込んでいる。

ブリーン氏は、日本で大竹しのぶ主演「地獄のオルフェウス」、三浦春馬主演「罪と罰」を演出している。4月4日初日のチェーホフ作「桜の園」に続いてロシアを舞台にした作品に出演する宮沢と、ブリーン氏の初タッグは話題を呼びそうだ。