前作ファンほど違和感 阿部寛「まだ結婚できない男」がくすぶる一番の要因

前作ファンほど違和感 阿部寛「まだ結婚できない男」がくすぶる一番の要因

「秋ドラマ期待度ランキング」(フィルマークス)では、「時効警察はじめました」(テレビ朝日系)に次ぐ2位と、盛り上がっていたが……。

 阿部寛(55)が偏屈で皮肉屋の独身男を演じる「まだ結婚できない男」(関西テレビ・フジテレビ系)の話。人気ドラマの13年ぶりの続編に期待するファンも多かったが、評判は芳しくない。

「2006年放送の前作『結婚できない男』は全話平均視聴率が17・1%でしたが、今回は10%前後。今のご時世、2ケタ台に乗せれば及第点ですが、人気作にしてはちょっと寂しい数字ですね」(テレビ誌ライター)

 ネット上には、〈面白くない〉〈前作の焼き直し感がある〉〈阿部ちゃん以外のキャラが中途半端〉なんて辛口コメントも目立つ。

「今回の“ヒロイン”は吉田羊、稲森いずみ、深川麻衣の3人で、前作の夏川結衣、高島礼子、国仲涼子から総とっかえ。放送前から不安視されていた部分で、視聴者からも女性陣がビミョーという声が少なくないようですね。吉田は夏川の演技に無理やり寄せようとしているなんて指摘もありますし、いまだにネット上では、阿部と夏川が結婚に至らなかったことが話題になっている。前作に思い入れが強いファンほど、違和感や物足りなさを覚えているのかもしれません」(前出のテレビ誌ライター)

 一方、期待度1位のオダギリジョー(43)主演「時効警察はじめました」も、06年放送の「時効警察」シリーズ3作目で、07年の「帰ってきた時効警察」から12年ぶりの続編となるが、視聴率は右肩下がり。5%を割り始めている。

 期待の続編はいずれも苦戦しているとはいえ、12年から放送されている米倉涼子(44)主演「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(テレビ朝日系)のように、シリーズ6作目にして20%近い数字を記録する“モンスタードラマ”もある。

■13年の成長にギャップ?

「まだ結婚できない男」はなぜ、くすぶっているのか。コラムニストの桧山珠美氏がこう言う。

「『ドクターX』のように年1回ペースなら、多少、出演者や内容に変化があっても気にならないと思いますが、13年も間が空いたのは長すぎましたね。阿部さん演じる建築家の桑野は今回、出会い系アプリを使ったり、以前より積極的に周囲とコミュニケーションを取るなど、13年間の成長が描かれています。しかし視聴者は、以前のもっと偏屈な桑野のイメージを13年間、宝物のように温めてきた。ギャップを感じた視聴者の桑野に対するイメージが崩れたのが、イマイチくすぶっている一番の要因ではないでしょうか」

「まだ結婚できない男」のプロデューサーは、メディアのインタビューに「13年の間、いったい桑野はどんなふうに生きていたのか。それを想像できる面白さがあると思いました」などと答えていたが、長いブランクは“もろ刃の剣”のようだ。

 (数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)


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