2月からスタートしたNHKよるドラ「伝説のお母さん」(土曜夜11時30分〜)。主演は昨年、第1子となる男児を出産した前田敦子(28)だ。これが出産後初の連ドラ出演となる前田の役柄は、かつて人間界を支配しようとした魔王を討伐したことで“伝説の勇者一行”の一人となった魔法使いの「メイ」。

 魔王撃退に成功したメイは、モブという男性と結婚して女の子を出産。“ワンオペ育児”に追われる毎日を送るメイのもとに、再び魔王討伐の招集がかかり……ドラマは国王命令で勇者一行が再招集されるところからスタートしている。

「いわゆるドラゴンクエストやファイナルファンタジーのような、ロールプレイングゲームの中の世界が舞台。カルト的人気を誇ったテレ東の連ドラ『勇者ヨシヒコ』をほうふつさせ、ゆる〜いテンポも似てはいます。ですが、『伝説のお母さん』は子育て真っ最中の女性の前に立ちはだかるいくつもの社会問題を描いた、社会派ドラマに見えない社会派ドラマなんです」(テレビ誌ライター)

 視聴者からの感想も〈ドラマ見て共感しかない。これ、今の私の話だ〉〈うんちのオシメが替えられないのに、子育て協力的なイクメンぶる夫、ムカつく!〉〈保育所、空いてないんです! ってメイの訴えがリアル〉などなど、仕事、育児、さらに非協力的な夫に悩むメイの姿に強く共感する声が多い。

「実際の前田さんも新米ママですから、子どもをあやす様子や育児でパニくる様子にリアリティーがあります。このタイミングでこのドラマ出演、しかも主演でのオファー。やはり元AKB48のセンターだった“あっちゃん”は持っている人だなあ、と思わされます」と話すのは、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏。

 間違いなく今回のメイ役は「前田さんの当たり役になるでしょう」と、こう続ける。

「AKB時代は“絶対的なエース”にも関わらず同じぐらいアンチも多かった前田さんですが、やはりドラマのセンターにいても不自然ではない華があります。それは現在放送中のNHK朝ドラ『スカーレット』に出演中の大島優子さんも同じかと。『演技が下手』『声が嫌い』とかいいながらも、出ているとつい見ちゃう視聴者は多いんです」

 確かに、前田と大島が在籍し、ツートップといわれていた時代のAKBの選抜総選挙は、なんだかんだいいながらも幅広い世代がその結果を気にしていたものだ。

「NHKではドラマに一度起用されると、ずっと長く呼ばれ続けます。前田さん同様、大島さんも今後はNHKのドラマにかなりいい役で出演することになるのでは、とファンの期待も大きいようです。どちらも女優としては、今後も長く安泰ではないでしょうか」(前出のテレビ誌ライター)

 AKBの卒業生は大勢いるが、圧倒的な勝ち組は、やはりかつてのツートップということになりそうだ。