ついに芸能界から感染者が出た――。

 ザ・ドリフターズの志村けん(70)が、23日夜、新型コロナウイルス検査で陽性と診断され、東京都内の病院に入院中であることが分かった。

 所属事務所によれば、志村は発症日である17日に倦怠感をおぼえ、19日に発熱と呼吸困難の症状が出現。20日に都内の病院に搬送され「重度の肺炎」との診断を受け入院。23日に陽性と判明したが、24日には保健所による調査が行われ、発症日と濃厚接触者の特定が完了したという。志村は17日から20日までは自宅療養していたというが現在も入院中だ。

 志村は2016年にも肺炎で入院、今年1月には胃のポリープが見つかり内視鏡手術を受けていた。70歳という年齢もあり、重症化のリスクは避けられず、予断を許さない状況だ。さる番組関係者はこう話す。

「前回の肺炎の時から1日2箱吸っていたたばこはスッパリとやめていた。サプリメントなども常用し、健康には気を付けていたようだが、お酒はやめられなかった。飲みに出かける回数こそ以前より減ったものの、千鳥の大悟をはじめ、番組共演者らと深夜まで飲み歩くのは変わらなかった。麻布十番のガールズバーにも通っていたようです」

 現在のところ感染経路は不明だが、飲み屋やガールズバーといった換気の悪い密室空間での“濃厚接触”は感染リスクが高いことは周知の通り。

 一方、志村が関係する映画や番組の制作現場も大混乱だ。今年12月公開予定の菅田将暉とのダブル主演映画「キネマの神様」は、今月末にクランクインが予定されていたが延期。志村は3月30日スタートのNHK朝ドラ「エール」にも音楽家役で出演予定で6日に収録があったというが、今後の展開は不透明だ。

 またレギュラー出演する「天才!志村どうぶつ園」(日本テレビ系)は5日に、「志村でナイト」(フジテレビ系)は2月末に直近の収録を行った。

「『どうぶつ園』では、嵐の相葉雅紀やタカアンドトシ、山瀬まみ、DAIGOらと、『志村でナイト』では、千鳥の大悟、アンタッチャブルの柴田英嗣、磯山さやか、足立梨花らと共演しています。共演者への感染拡大が心配されています」(テレビ局関係者)

収録で“クラスター感染”の可能性も

 志村の発症日は17日。「新型コロナウイルスに関するQ&A」(厚労省)によれば「現時点でコロナウイルスの潜伏期間は1〜14日(多くは5〜6日)」とされているが、潜伏期間中でも他人に感染させてしまうリスクは存在するので、“クラスター感染”の不安は拭いきれない。

 さらに無事復帰を果たしたとしても、今後、収録の延期などは不可避の状態だが、影響はそれだけにとどまらない。

「毎年夏に上演される本人肝いりの舞台『志村魂』への影響も避けられない。舞台は7月上旬から稽古に入り、その前にレギュラー番組のまとめ撮りをしますから、スケジュール的に厳しくなっていく可能性があります」(芸能関係者)

“殿”に突如降りかかったコロナ禍に芸能界は大わらわ。

 一刻も早い回復を祈るしかない。