昨年12月のライブツアー以来、公の場から姿を消していた元「関ジャニ∞」の錦戸亮(35)が男性ファッション誌「GQ」6月号の表紙および巻頭インタビューに登場しファンをざわつかせている。

 インタビューでは、これまで語られることのなかった退所の理由についても答えている。錦戸によれば、グループでツインボーカルを務めた渋谷すばる(38)が2018年に脱退したことが最大のきっかけになったという。

 錦戸は欠けたツインボーカルの穴を埋めるべく頑張ってグループを牽引しようとしたが、そんな努力も結局は徒労に終わったそうだ。〈それはあくまで僕の感じ方の問題だったんやろうけど、熱量とか温度にみんなとのズレを感じるようになっていったんですね。小さなズレとかでも、許されん範囲になっていく状況になるとキツくなる〉〈(創作に対しては)熱い人間なんやと思う。そうしているうちに「あっ、違うかも」と決定的に感じることがあって……。だったらひとりで頑張って可能性があるならそこに挑戦したい。フルでアクセル踏み込みたい! って思ったんです〉と錦戸は語った。

 これまで錦戸の退所理由ははっきりしなかったが、一部で報道されていたように、錦戸本人の我の強さとメンバーとの不和が関係していたことが改めて明らかになった形だ。

 そうして錦戸は渋谷の後を追うように19年9月にグループを飛び出したものの、新型コロナ禍が現在のように拡大する前から開店休業状態。今年2月の自身のツイッターでは〈久々にセリフ言いたいなって欲も出てきました〉〈何にも気にしないで馬鹿なふりして気楽に連絡くれればいいのにな〉とつぶやき、役者復帰にも意欲を見せていた。

「ドラマの撮影現場での役者としての錦戸亮の評価は視聴者が想像する以上に高い。『もう一度仕事がしたい』と漏らすスタッフは少なくありません。ただ、現場は錦戸をキャスティングしようにも、それが難しい状態が続いています。局の上層部がジャニーズ事務所の顔色をうかがっているのです」(芸能関係者)

 事務所を半ばケンカ別れの状態で飛び出した錦戸を使えば、「嵐」や「King & Prince」「SixTONES」「Snow Man」らのキャスティングに悪影響を及ぼすことを局側は警戒している。

■自ら頭を下げて地道に営業活動

 これに対し、錦戸はいたずらに手をこまねいているばかりではなかった。

「昨年のライブツアー終了後あたりから、錦戸さんはこれまで出演してきたドラマのプロデューサーや演出家にまめに連絡を入れて営業活動を続けてきました。売り込み方は低姿勢そのもので、『主演じゃなくて構いませんので』『ギャラもそちらの都合にお任せします』と頭を下げていました」(テレビ関係者)

 実は、錦戸の地道な営業活動の成果が実ろうとしている。朝ドラ「スカーレット」に元SMAPの稲垣吾郎(46)を起用したNHKが動こうとしている。取材を進めると同局の関係者から具体的な情報が漏れてきた。それは21年1月スタート予定の吉沢亮(26)主演の大河ドラマ「青天を衝け」に錦戸が出演する可能性が高いというもの。同作は“日本資本主義の父”と称される実業家・渋沢栄一を主人公としたドラマ。この作品にはすでに元SMAPの草彅剛(45)の出演も内定している。

 もしこのドラマに錦戸が出演することとなれば、18年放送の大河ドラマ「西郷どん」以来3年ぶりとなる。さらにはジャニーズ時代の先輩・草彅と共演するということになれば、プロモーションする上でもこれ以上ないキャスティングになる。

「来年の大河は主演がアミューズ所属の吉沢で、さらには重要な役どころに草彅ですからジャニーズ事務所も口を挟むことはないでしょう。NHKとしても錦戸を使えるとしたらメリットは大きい」(テレビ関係者)

 退所前から知人たちに「アーティストとしてだけではなく役者としても一人前になりたい」と訴え続けてきた錦戸にとって、僅かな光が見えてきた。

(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)