ローテクこそ有効 相次ぐプリウス“積み替え”窃盗はこう防ぐ

ローテクこそ有効 相次ぐプリウス“積み替え”窃盗はこう防ぐ

 プリウス窃盗に新手口――8月1日付の朝日新聞デジタルがそう報じ、話題になっている。それによると、車の電子制御機器を別の機器にすり替えてエンジンをかける「積み替え」という手口の窃盗事件が相次いでいる。その積み替えの被害に遭っているのは、主にトヨタのプリウスだという。

 日本損害保険協会の自動車盗難事故実態調査によると、盗難が多い車種は、14〜16年の3年連続で1位プリウス、2位ハイエース、3位ランドクルーザー、4位アクアというから、ご用心だ。

「プリウスとは違う車種ですが、積み替えによる窃盗の手口が動画サイトで公開されています。電子ロックを解除してドアを開け、車に乗り込み、ハンドル付近のカバーを取り外し、電子制御機器をすり替えて盗み去るまで、わずか3分20秒ほどです。建前上は、だから気をつけようという“防犯動画”ですが、車のプロが見れば、簡単に真似できるでしょう」(自動車業界関係者)

 実際、昨年6月、積み替えで時価150万円相当のプリウスを盗み、和歌山県警に逮捕されたのは、大阪府の自動車整備工場の経営者(当時30)らだった。

「プロのハイテク窃盗犯に、素人がハイテクで対抗するのは難しい。ハイテクに対抗するにはローテクです」と、自動車ライターの佐藤篤司氏がこう続ける。

「空き巣は5分以内に侵入できないと大半は諦めるといわれるように、自動車窃盗犯も“仕事”に時間がかかるのを嫌う。たとえば、駐車する場合は、数千円で買える“ハンドルロック”や“タイヤロック”を装着するだけで抑止力になります。積み替えに加え、ローテクの鍵を外す時間がかかるぶん、発覚のリスクが高まるからです」

 自分が面倒だなと感じる作業は、窃盗犯にとっては、なおさら面倒なわけで、それだけ狙われにくくなる。車のボディーカバーだってそうだ。

「いちいちカバーを外すのも、窃盗犯にとっては面倒な作業です。私の知人はカバーに防犯ブザーを取り付け、勝手に外そうとするとブザーが鳴る仕掛けを自作していますが、ローテクの方が効果的だったりする。まあ、自動車メーカーも、許可なく制御機器を積み替えると車が動かなくなるシステムを開発するなど、対策を講じてほしいですね」(佐藤篤司氏)

 それで200万、300万円の“財産”が守れると思えば、ひと手間は惜しくないはずだ。

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