心理学者が推奨 歩きスマホは「声出し習慣」でやめられる

心理学者が推奨 歩きスマホは「声出し習慣」でやめられる

 スマートフォン・ゾンビーズ――米国ではそう呼ぶそうだ。確かにスマホに見入り、ゾンビみたいにフラフラと歩く連中は、日本にもウヨウヨいるが、意外と「歩きスマホ」は中年が多い。

 東京消防庁によると、管内の歩きスマホの事故で救急搬送されたのは、2012〜16年の5年間で少なくとも計193人に上る。年代別では40代の40人が最も多く、次いで20代37人、30代35人、50代25人と続く。

 16年9月には、歩きスマホをしていた68歳男性が歩道に張られたチェーンに気づかず、足を取られて転倒。右ひざを骨折して救急搬送なんて事故も起きているが、危ないのは“自損事故”だけではない。“当たり屋”にも狙われている。

 7月19日には、神戸市の63歳男が、駅のホームで歩きスマホをしていた55歳女性にわざと体当たりし、転倒させる事件が起きた。女性は頭蓋骨を折る重傷を負い、男は兵庫県警に傷害容疑で逮捕されたが、「歩きながらスマホを見ているほうが悪い」などと開き直っていたという。

 米ハワイ州ホノルル市では10月25日から、スマホゾンビを取り締まる条例を施行。全米の主要都市では初の試みで、歩きスマホを警官に見つかると、初犯で15〜35ドル、再犯すると増額され、最大99ドルの罰金が科される。いずれ日本もそうなる可能性があるし、そもそも自転車に乗りながらの携帯電話は、東京都道路交通規則第8条で5万円以下の罰金!

 さっさとスマホゾンビから抜け出しておいた方が、身のためだ。

 米国の心理学、医学博士の鈴木丈織氏は「つい歩きスマホをしてしまう理由は簡単で、心の中で『自分だけは大丈夫』と自己正当化しているからです」とこう続ける。

「ちゃんと周囲が見えているし、注意も払えていると勝手に思い込んでいるのです。中には『自分だけは許される』『周囲がよければいい』なんて“俺サマ”の中高年もいますが、いずれにせよ、大抵の事故の原因は過信です。歩きスマホ癖をなくすのは、難しい話でもない。歩いて移動するごとに、『歩きスマホは危ない』と声に出し、スマホをカバンなどにしまう。声に出すことが重要で、人は意識的に3回、同じことを繰り返すと、それが習慣化していきます」

 ゾンビが事故で死亡なんて、笑えない。

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