スマホやパソコンで気になる商品やサービスをチョイスすれば、配達員が「お待ちどうさま」と自宅やオフィスに届けてくれる。配達員の待遇の悪さは改善されることを願うばかりだが、サラリーマンの生活に配送サービスは欠かせないだろう。便利な宅配サービスを探った――。

 出前といえば、そばや寿司などそれぞれの店舗スタッフが注文を受けて出向いていたが、今やさまざまな店舗を束ねる業者が担う。街中で「Uber Eats」や「楽天デリバリー」「出前館」などの配達員を目にしたことがあるだろう。スマホにそれぞれのアプリをダウンロードしておけば、好みの店や食べたいメニューを探してタップして注文するだけ。

 たとえば、出前館の加盟店舗数は昨年12月末時点で2万941。出張先のホテルやカラオケ店、花見やBBQなどにも宅配できる。

「ホテルやカラオケ店などへのお届けの場合は、事前にフロントスタッフに声をかけておいてください。施設によっては、玄関での受け渡しのこともあります。屋外イベントのときは、目印になる建物などを備考欄に記入していただき、『到着したら電話をください』などとしてもらえると受け渡しがスムーズです」(同社広報担当者)

 既婚家庭3世帯のうち2世帯は共働き。そんな家庭では、「自宅で留守番をしているお子さんのランチや夕飯に、親御さんが会社から注文することもあります」という。キャッシュレス決済で、子供がお金のやりとりをしなくて済み、安心なのだという。

 出前館の良さは、料理の出前にとどまらないことだ。

「アプリ内のメガネスーパーでコンタクトも購入でき、料理の配送と一緒にお届けできます。ハウスクリーニングや水回りのトラブルにも対応していますよ」(同担当者)

■台風19号の直撃日も…

 年末の忘年会シーズンにタクシーがつかまらず、困った人は少なくないだろう。悪天候のときもタクシーの奪い合いが続く。そんなときに便利なのが、タクシーの配車アプリだ。

 昨年10月12日、台風19号の直撃で、首都圏の交通網がマヒ。仕事が終わったときには電車がなくなったが、「JapanTaxi」のアプリに助けられたことを覚えている。ダメもとでアプリを開いてタクシーを呼んでみると、なんと予定時刻通りの7分でオフィスがある東京・茅場町に配車されたのだ。

 同アプリは、47都道府県をカバーし約6万台超のタクシーに対応。深夜や土地勘がない場所では特に便利だ。登録したメールに車両番号と到着予定時刻が届き、乗車と降車の場所を設定すると、運賃の目安も表示される。配車アプリは、ほかに「MOV」や「みんなのタクシー」などがある。