今春、わが子が卒園・卒業、入園・入学するといった人も多いだろう。うれしさの反面、頭を悩ませるのがお金。

 子供を1人育てるには700万〜3000万円ほどかかるという計算がある。これは文科省の子供の学習費調査をもとにして、幼稚園から大学までの学習費を合算したおおよその金額だ。

 しかし、実際には子供にかかる費用は学習費だけではない。食費、日用品、通信費、交際費、子供専用の家具や家電……内閣府による2005(平成17)年版国民生活白書を見ると、それらの生活支出も含めた子供1人を育てる費用はおおよそ1300万円! 膨大にかかる子供の費用を節約する方法はあるのだろうか。

 自身も3人の子供を持つ家計簿&家計管理アドバイザーのあきさんに話を聞いた。

「子供にかける費用は、かけようと思えばどこまでも青天井です」

 特に青天井になりがちなのが、習い事費。小学校高学年以上で、家計が苦しいと駆け込んでくるのは、たいてい中〜高所得世帯だという。

 中には「わが家は共働きだから、平日は夜遅くまで子供にいくつかの習い事をはしごさせ、保育所代わりにしている」といった家庭も珍しくない。結果、収入のほとんどが子供の習い事費に消えてしまい、生活費が残らないのだ。

 そして、一度このような家計になってしまうと、子供に習い事をやめてほしいとは言い出せず、苦しい家計が長期間続いてしまう。

「本来は比較的収入がある家計がほとんど。大切なのは、いつまでもどんぶり勘定にしないことです」

 収入が多いからと、あれもこれもと習い事を欲張るのはご法度。子供のためにしてあげたい気持ちは分かるが、教育費は小学校よりも中学校、中学校よりも高校、大学と学年が上がるごとに増えていく。小学生のうちはゆとりがあっても、油断はくれぐれも禁物。破綻を迎える前に、気づくことが大切だ。