<この経験をバネに将来に向かって前進していきたいと思います。応援ありがとうございました!>――。日本テレビ系の朝の情報番組「スッキリ」の人気企画「ゼロからの高校受験」に出演してきた親子のお笑いコンビ「完熟フレッシュ」の池田レイラさん(15)=ワタナベエンターテインメント所属=が20日、ツイッターを更新し、受験を終えた今の心境についてこうつづった。

 昨年10月から始まり、約半年間に及んだ密着シリーズ。ほとんど勉強したことがなかったというレイラさんが、忙しい舞台の合間を縫って懸命に受験勉強に取り組む姿が共感を呼び、幅広い年代層から支持を集めた。

 最後となったこの日の放送は、第一志望の都立高校の入試で残念ながら不合格となった結果を伝えたのだが、ネット上では<よく頑張った>と、レイラさんにエールを送る声があふれた。

 高校入試は長い人生の一つの通過点であり、今回の頑張りをバネに学生生活はもちろん、芸人としても踏ん張ってほしいものだが、番組を通して塾関係者や中学生を持つ保護者らの間で話題となっていたのが、都立高校入試の壁といわれる「内申点」の問題だ。都内の進学塾関係者がこう言う。

「都立高校の入試で合否のカギを握るのは内申点です。レイラさんも過去の放送で内申点が出ていましたが、内申点は出願の際に提出する調査書に記載し、それに入試当日のテストの点数がプラスされ、総合点で合否が決まる。そのため、内申点が低いと、当日のテストの点数が良くても合格できません。ところが、この内申点の評価の方法がよく分からない。中間や期末テストの点数は満点に近いのに、5段階評価で4がやっと。3がつく生徒もザラにいます。そのため、先生にゴマをする生徒が出てくるのですが、入試形式の外部模試では点数が取れないのに、先生ウケがよくて内申点が高いため、自分の実力以上の都立高校を受験して失敗するケースもあります。全国模試で上位なのに学校の通知表は3ばかり。そのために都立高校をあきらめて私立に行こうと考える生徒も少なくありません。学校によっても評価の方法が違うらしく、小学校の卒業シーズンになると、『あの中学は内申取りやすい』『あの中学は内申が取れない』などと保護者も神経質になります。塾も大変で、かつては勉強だけ教えればよかったのに、今は『授業中は積極的に質問して』とか『先生の誕生日にはおめでとうと声をかけて』なんて生活面まで指導しているのですからね……」

 今年の都立高校入試は47校で定員割れとなったが、都も内申点について見直す時期かもしれない。