【もぎたて海外仰天ニュース】

 全米で最もホームレスが多いカリフォルニア州。今後2カ月で6万人以上のホームレスの人たちが新型コロナウイルスに感染し、医療システムが崩壊する危険性が指摘されている。そんなカリフォルニアで、ある少女の懸命のホームレス支援活動に注目が集まっている。

 米CNN(3月19日付電子版)などによると、同州ラスフローレスのテソロ・ハイスクールに通うシャイビー・シャーさん(15)が家族や学校の仲間たちの協力を受け、ホームレスの人たちのために新型コロナ感染予防の衛生キットを150個以上作成し、寄付した。

 キットには、ホームレスの人が最低限の清潔さを保てるように、消毒液、ローション、抗菌せっけん、手製の再利用可能なマスクなどが入っていている。衛生キットはシャイビーさんが自宅でひとつずつ詰めた。

 シャイビーさんは2月19日、同州のギャビン・ニューソム知事が、新型コロナ感染の最も危険な状態にいるのがホームレスの人たちだと指摘し、対策を発表した際の演説を聞いて「わたしも何とかしなければ!」と思い立ったそうだ。

「ホームレスの人たちには今、清潔さを保ち、ばい菌から身を守るために必要なものがないんです」

 そして感染拡大で、人びとが距離を取り、自分と家族の安全のことばかり考え、ホームレスの人たちが忘れ去られる危険があると指摘する。

 シャイビーさんはさらに友人らと共にソーシャルファンディング「GoFundMe」にサイトを設立。この活動を拡大するための資金援助を呼びかけている。

 15歳の少女の懸命な活動は共感を呼び、3月11日に始まった募金活動には日本時間の21日現在、約1万5000ドル(約165万円)が集まっている。

「みんなが一歩踏み出して、やれることを何でもやることが大切です。それがたとえたった1人を支援するだけだとしてもです」